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49.G魔力操作を教える

フレアがギルドで紹介された宿に泊まった。

我も虫かごからでないことを条件に宿の中に入ることができた。

ピンクで囲まれた虫かごの中は落ち着かないが背に腹は代えられんのじゃ。

メアが嬉しそうにしておるのでよしとするのじゃ。

夕食はシチューとパンじゃった。

メアは村では一般的な家庭だったようだがうまそうに食べておったのじゃ。

村自体が裕福な村ではなかったようじゃ。

こんなに肉が入った食べ物を食べたことがないと言っておったしのぉ。

「りゅうじんさま、早くクマちゃんの動かし方を教えて!」

(うむ、そのためには魔力操作を覚えるのじゃ!)

「まりょくそうさ?」

魔力とは何か!

どこにあるのか!

どんなものか!

どういう風感じるのか!

我はできるだけ詳しく何度も何度も説明したのじゃぞ。

その結果がこれなのじゃ。

「・・・分かんない。」

メアが今にも泣きだしそうな大粒の涙を瞳に溜めておるのじゃ。

我か我が悪いのか!

「すいません。私も分かりません。」

うるさいぞフレナ!

我は別にお主に説明しておるわけではないのじゃ!

メアさえ分かればいいのじゃ!

「いっそ、りゅうじんさまがメアの魔力を動かせば良いのでは?」

ふん!それが出来れば苦労せんのじゃ。

・・・・・、いやできるか?

(メア、ちょっとコッチに来て手を出すのじゃ。)

メアが頷いて素直に我に手を出して来る。

この世の終わりのような顔をしおってからに。

安心せえ。

我が必ず魔力操作を覚えさせてみせるのじゃ!

ふむふむ、魔力掌握でメアの魔力を感じとるのは朝飯前じゃ。

この魔力を我が魔法を使う要領で動かせばよいはずじゃ


***********

ピコーン

≪適応≫の効果で≪魔力干渉≫を獲得しました。

≪魔力干渉≫は≪魔力掌握≫に統合されました。

***********


おお!

動いた。

「ふ、きゃははははは~、ひ~、りゅうじんさま止めてぇ~!くすぐったい!」

こうしたらメアにも分かりやすいぞ。

魔力を血流に合わせて全身に巡らせる。

「ひ~、ひ~、ふ~う~。」

(メア、何を遊んでおるんじゃ?魔力が動くのが分かったか?)

「ま、待って、きゃははは、くすぐったくて、ひゃ~、それどころじゃ、ひ~、止めて~。」

ふむ、メアは一体どうしたのじゃ?

「りゅうじんさま。一体何をしているんですか?いくらピンクの虫かごが嫌だったからって子供にこの仕打ちはないんじゃないですか?」

フレアが我を咎めるような視線を向けてくるのじゃ。

我はただメアの魔力を動かしているだけなんじゃがのぉ。

とにかく一旦魔力wお動かすのを止めよう。

「はぁ、はぁ、はぁ。りゅうじんさまもう少しゆっくるでお願い。くすぐったくて仕方がないの。」

(うむ、すまんの我も他人の魔力を動かすのは初めてなので加減が分からんかったんじゃ)

その後何度もメアは笑い転げながらも何とか魔力操作ができるようになったのじゃ。

自由自在に操るとまではいかないがクマの人形を操れるようになったぞ。

まだ体当たりをさせるくらいしかできないが最低限の自衛手段は手に入れたのじゃ。

魔力操作を覚えたのじゃから少しずづ魔法を教えていけば良いじゃろ。


**********

ピコーン

メアはスキル≪魔力操作≫を獲得しました。

メアはスキル≪人形使い≫を獲得しました。

**********


メアの希望も叶ったし明日に備えて我は寝るのじゃ。

メアとフレアは遅くまで話をしていたようなのじゃ。

これが世にいう女子会と言うやつじゃな。

別に寂しいわけじゃないぞ!

ホントじゃぞ!

特に話すようなこともないのじゃしな!

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