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40.G軍資金?を手に入れる

「いや~、それにしても助かりました。ウルフを連れたゴブリンに囲まれたときはもう死ぬかと覚悟を決めたんですがまさか運良くあなたたちのようなお強い方が通りかかってくださって良かった。」

メアが我と共に行動すると宣言した後、うるさいイビキをかきながら眠りこけておる男二人を≪巨人の手≫で叩き起こしたのじゃ。

そして今我はメアを背中に乗せて行商人の馬車と並走しておるのじゃ。

「それにしてもお前は全然役に立たなかったな。」

「仕方ねぇだろ。ウルフとゴブリン合わせて15匹以上いたんだぞ。だから俺は金をケチらずに冒険者を雇おうと言ったんだ。最近魔物の数が増えたって話を聞いていただろ!」

役立たずと言われた護衛の男が行商人に言い返す。

「そんなことしたら大赤字だ。無理に決まってんだろ!」

こやつらこんなに仲が悪くて良く一緒に旅ができるんじゃ。

「まぁまぁ、二人ともみんな無事だったんだから良いじゃない。ケンカされたら私も居辛いから。」

ケンカさせないように仲裁しているが結局自分が居辛いからとはのぉ。

うむ、如何にも残念フレアらしいのじゃ。

「ま、まぁ。あんたがそういうなら止めるよ。せっかく命も助かったのにケガしたくないしな。それにしてもあんたらがブリスの街に向かってるって聞いたときは驚いたよな。」

「そうそう、だってあんたらが来た方向がブレスの街の方向だもんな。一瞬何言ってるのか分かんなったぞ。」

そうだなのじゃ。

男どもが向かっていたのはどうやら街ではなかったようなのじゃ。

普通に考えれば森の中で捕まえたドラゴニュートを売るのに街なんかでは売れるわけがないとフレアが言ったのじゃ。

それが分かっていたなら最初に言ってほしいのじゃ。

まぁ、残念フレアにそんなことを期待したら酷かなのかのぉ。

メアと一緒にフレアに突っ込んでおいたから今回は良しとしよう。

道は間違えたがメアと言う真の巫女であり信者を得たのだから寧ろこれが正しい道だったのじゃ。

フレアが護衛の男と行商人に笑われながら我にキっと睨んでおるが知らんのじゃ。

そもそもフレアが道を間違えたのが悪いんじゃからな。

「そのとこはもう忘れてください。それよりもメアちゃんが私達に付いて来るって言っているのは良いんですか?」

うむ、そこは大事だ。

もしダメと言っても我はメアを絶対に連れて行くのじゃ

(誘拐犯になりたくなかったら頑張って説得するのじゃフレア!)

おお、我は応援しただけなのにフレアから負のオーラが漂い始めたのじゃ。

(クワバラクラバラ。)

「くわばらくわばら。」

「メアは急に何を言ってるんじゃ。それでメアはフレアさん達に着いて行きたいのか?」

我の真似をするメアに不思議そうな顔をしながら話かけた。

「うん、りゅうじんさまに着いて行くの!」

「そうかぁ~。」

大きく息を吐いた行商人はいきなりフレアに頭を下げたのじゃ。

フレアなぞに頭を下げるとはビックリじゃ。

「フレアさん、もし良ければメアを連れて行ってくれ。頼む。」

「私は構いませんけど、私は冒険者なので危険な旅を続けますよ。孤児院に預けられてほうが良いのではないですか?」

「孤児院とは言っても一定の年に成れば出て行かなければなりません。そして孤児院出身者は余程運が良いか実力がなければ生活が成り立たず苦しい一生を送るでしょう。しかしあなたと旅をしてその技術を少しでも吸収できれば幾らかマシな人生を遅れると思います。孤児院に寄付する予定でしたがコレはあの子の両親が溜めていたお金です。少ないですがこれでどうかメアを頼みます。」

ただ行商で寄っただけの村に住む娘なのにえらい親身になっておるのじゃ。

巫女であり信者であるメアは大事にするから安心すると良いぞ。

(よし、これで何の問題もなくメアを連れて行けるのじゃ。)

「りゅうじんさまと一緒!」

我とメアは大喜びなのじゃがなぜかフレアだけ笑わず行商人から受けとった金をジッと見つめておったのじゃ。

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