表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/71

4.G九死に一生を経験す


我も食料を調達せねばいかぬ。


巨人どもがこの部屋で食事をするのならばそこから頂くとしよう。


それでは《気配遮断》と《偽装》を使いながら部屋に入ってみるぞ。


「フヌ、体が挟まって前に進まぬぞ。フヌヌヌヌ。フ~。足が滑って進まぬ。困った。」



***********

ピコーン

《適応》の効果で《脱出》LV1を獲得しました。

***********



「やはり我の適応力はすばらしいな。困ったときの《適応》力。よく覚えておけ。」


危うく抜け出せなくなるところだったが我力の前では造作もなかったな。


巨人どもが我前にひれ伏す日も近いぞ。


まずは腹ごしらえだ。


古来より腹が減っては戦はできぬと申すしな。


しかし、どうするか。


いくら《気配遮断》と《偽装》があると言ってもさきほどの尾行のときの巨人のように感の鋭いヤツに気付かれるかもしれん。


ここは古典的に囮作戦とゆこう。


古来より使われているということはそれだけ確実であるということよ。


最近巨人ど間では歴史ブームなるものがあるらしいが今更歴史から学ぶとは遅いわ。


我らは常に先人から学び続けておる。


ふっふっふっはっはっは~。


この作戦成功の道が見えたわ。


「《下級種族召喚》」



**********

ステータス

名前 未設定

種族 BG(ベビーG) LV1(固定)

HP 2/2 MP 2/2

ちから     1

たいりょく   1

すばやさ   10

まりょく    1


スキル

飢餓耐性  LV1

気配遮断  LV1

偽装    LV1


ユニークスキル


称号

最弱生物

****************



ふむ、小さき同胞を5匹召喚してみた。


こやつらを囮として放つ。


小型巨人が騒ぐ。


巨人どもが気がそれる。


その間に食料を頂く。


「よし、完璧な作戦だ。いくのだ我眷属よ!」


5匹が壁の穴から部屋に入っていく。


《気配遮断》と《偽装》のおかげでまだ気づかれてないの。


よし今だ。


巨人どもを恐怖の底に叩き落としてやれ。




「ん、なんか虫がいるのか?」


はじめに気が付いたのは・・・分からん。その他の小型巨人の一人だな。


「あ、ゴキブリだ。ゴキブリがいるぞ!」


「キャー、どこよ。」


「誰か、早く殺しなさいよ!」


「おまえがやれよ。」


「どこにいる。オレがやってやる。」


「勇者様がた落ち着いてください。ただの虫です。」


「ひっ、アイツ飛んだわよ。」


ふっふっふっふ。


見よ巨人どもの恐怖におののく姿を。


胸がスカっとするわ。


どれそろそろ我も行くか。


カサカサカサ。



********

鑑定

・ドラゴンステーキ

生物の頂点に立つと言われる龍の肉。適正があれば龍の因子が手に入る。

********



「おお、これを頂いていくか。我の《適応》力があれば龍の因子も手に入るだろう。」


さわぎが想像以上になってきたの。


「キャー、もうイヤー。まとめて消してやる。《ホーリーフィールド》。」


「聖女様。虫なんかにそんな魔法を使わないでください。」


聖女と呼ばれた巨人を中心に光が広がっているぞ。


ぬお、光にあたった眷属が一瞬で掻き消えたぞ。


あ、あれは不味い早く逃げねば。


マズイマズイ、すばやさ30の我よりあの光は早いぞ。


ぬおおお、飛行で飛んで逃げてやるぞ。




「なんとか穴に逃げれた・・・・・。ギャー」


ホーリーフィールドの光は穴の中にまで届いたのだった。



***********

ど根性の効果で瀕死状態で絶えました。

ピコーン

≪適応≫の効果で≪光属性耐性≫LV1を取得

≪適応≫の効果で≪光魔法≫LV1を取得

***********



「痛い体中がいたいぞ。しかし我はまだ生きている。とにかく食事をして体を直さねばならん。このドラゴ

ンステーキをここまで持ってこれたのは僥倖よ。」


ムシャムシャ


「うむ、美味じゃ。」



***********

ピコーン

《適応》の効果で《竜の因子》を獲得しました。

《適応》の効果で《再生》LV1を獲得しました。

***********



「疲れたし、腹も満たした。少し眠るか。」


Gってしぶといですよね、なんで一撃でしなないんだろ?Gを一撃でしとめれる方『評価』『感想』『レビュー』『ブクマ』を後生ですからお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ