32.G街を目指す。
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ステータスを表示します。
名前 りゅうじんさま
種族 レッサーDG LV5/50
HP 120/120 MP 320/320
ちから 60
たいりょく 62
すばやさ 120
まりょく 100
スキル
すばやさアップ LV2
飛行 LV3
下級種族召喚 LV2
脱出 LV1
再生 LV1
快眠 LV1
属性魔法 LV2
隠密 LV2
剣技 LV2
二刀流 LV2
超脳力 LV1
アナウンス過多(監視) LV6
おバカ LV7
空回り LV5
マッピング LV1
暗殺 LV1
スキル拡張 LV1
高笑い LV6
オートメーション LV1
魔力掌握 LV1
神気(使用不可) LV1
神龍の知識のカケラ LV1
劣化龍麟 LV1
咆哮 LV1
気配感知 LV1
ユニークスキル
適応(耐性)LV10
ど根性 LV10
アイテムボックス LV-
鑑定 LV-
言語翻訳 LV-
称号
黒い悪魔 異世界生物 巻き込まれし生物 神に敵対する物 システムと会話する者
頭の弱い人 無駄な怒りを抱くもの 暗殺者 斬鉄 Gの頂点 種族を超えた者 フレアの従魔
りゅうじんさま(笑)
名前 フレア
種族 ドラゴニュート LV25
HP 220/220 MP 50/50
ちから 110
たいりょく 80
すばやさ 92
まりょく 46
スキル
格闘術 LV6
気配察知 LV10
竜撃 LV1
闘気 LV3
竜麟 LV2
ユニークスキル
予知 LV3
称号
盲目 龍神の巫女 りゅうじんさまの主人
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(なんじゃこれは!どういうことか説明するのじゃ!)
「ああ、りゅうじんさまと繋がりを感じます。」
(おお~い、戻ってこ~い。そして説明しろ~)
「ウフフ、ウフフ。遂に遂に私は!」
(いい加減にしろ!)
「『バッシーン!!』ブヘラ」
なかなか現実に戻ってこないフレアに業を煮やして巨人の手でどついてやったぞ。
何処から出てきたのか謎な声を聞こえたが気にしたら負けじゃ。
「い、痛いじゃないですか!」
手加減したとはいえ巨人の手でどついたのに痛いで済むとはステータス通りなかなか頑丈なヤツのようじゃ。
(散々さま付けで呼んでおきながら我がお前の従魔になっておるがどういうことじゃ!?)
どう考えても我が主人でフレアが僕じゃ。
「へ?ああ、りゅうじんさまにはまだ名前がなかったんですね。だから私が名前を付けたのをりゅうじんさまが受け入れたので従魔契約が成立したんですね。」
何を当たり前みたいに言っておる!
我は初耳じゃぞ!
どうしてくれるんじゃ!?
「あれ?まさかりゅうじんさまとあろうお方が従魔契約を知らないなんてことはないですよね?」
な、なにこれは常識なのか!?
これを知らないとなると今後もフレアにバカにされ続けるのか!?
従魔にされただけでなくバカにされ続けるわけにはいかんのじゃ。
(も、もちろん。し、知っておるに決まっておろう!お主がきちんと理解しておるかテストしただけじゃ!)
「さすがりゅうじんさま。とても深い考えのある質問だったのですね。(チョロい)」
ふう、なんとか誤魔化せたようじゃの。
称号がいくら我を従魔と示しておっても実際は我が主なのじゃ!
(分かっておるじゃろうが我が主でお主が僕じゃからな。)
「分かっております。」
うむ、何とな~く怪しい笑顔な気もしないでないが大丈夫じゃろ。
主の我は寛大な心を持って僕と接しないといかんのじゃ
(うむ、それで我はこれから勇者と魔王を倒すために己を鍛えねばならん。)
「はへ?勇者と魔王を倒すのですか?」
フレアは耳が遠いのかのぉ?
(うむ、そうじゃ)
「確かにりゅうじんさまが亡くなった原因は勇者と魔王と聞いておりますが勇者と魔王を相手にするなんて無理ですよ。」
(何を言っておる。無理でないようにするために己を鍛えるのじゃぞ。強い魔物がおる場所を知らんか?)
フレアは若干頭が残念なようじゃのぉ。
「それなら街に行って冒険者ギルドで情報収集しましょう。冒険者ギルドなら様々な魔物やダンジョンの情報が手に入りますのでりゅうじんさまのほしい情報が手に入ると思いますよ。」
(ならばここからもっとも近い街に案内するのじゃ!)
「分かりました!」
なぜかフレアは飛び上がって我の背中に降り立った
(なぜお主が我の背に乗っておる。)
「それは私が案内しようにもりゅうじんさまの足の速さにはついていけません。ですのでここから街の方向を示せば早く正確に街まで進むことができます。大変恐縮ですがりゅうじんさまの広い御心に甘えたいと思います。」
ここで断ると我は心の狭い主と言うことになるのか!
(そ、そうじゃな、我は心が広いからもちろんオッケーじゃよ。それで街はどっちじゃ?)
「あちらです。」
そういうとフレアビシっと勢いよく指で指し示した。
(うむ、しっかり捕まっておれよ。)
「へ?」
こうしておる間にも勇者のヤツラも強くなっておる。
一分一秒を無駄にしないためにも全力でフレアの指し示した方向で駆け出した。
「ヒェェェェェ~」
背中から何か聞こえるが僕のことを気にしておる余裕はないのじゃ。
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