28.GはGを辞める
「それじゃ行くよ~。ビビデバビデ○~」
羽根つき巨人が妙な呪文を唱えると我の体が進化と同じように輝き始めた。
そして我は段々体が大きくなっているのを感じるぞ。
これで某火星人のように活躍できるはずじゃ!
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ピコーン
強制進化を開始します。
ステータスが減少しています。
スキルが代償として使用されます。
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ユニークスキル《竜の因子》を確認しました。
進化に取り込みます。
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強制進化が完了しました。
ステータスを表示します。
名前 未設定
種族 レッサーDG LV1/50
HP 70/70 MP 270/270
ちから 30
たいりょく 30
すばやさ 60
まりょく 50
スキル
すばやさアップ LV1
飛行 LV1
下級種族召喚 LV1
脱出 LV1
再生 LV1
快眠 LV1
属性魔法 LV1
隠密 LV1
剣技 LV1
二刀流 LV1
超脳力 LV1
アナウンス過多(監視) LV6
おバカ LV7
空回り LV5
マッピング LV1
暗殺 LV1
スキル拡張 LV1
高笑い LV6
オートメーション LV1
魔力掌握 LV1
神気(使用不可) LV1
神龍の知識のカケラ LV1
劣化龍麟 LV1
ユニークスキル
適応(耐性)LV10
ど根性 LV10
アイテムボックス LV-
鑑定 LV-
言語翻訳 LV-
称号
黒い悪魔 異世界生物 巻き込まれし生物 神に敵対する物 システムと会話する者
頭の弱い人 無駄な怒りを抱くもの 暗殺者 斬鉄 Gの頂点 種族を超えた者
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おお、レベルが1になってレベルがあがるようになったぞ。
ステータスが下がりスキルのレベルが下がったのも良いがなぜどうでも良いスキルだけレベルが高いんじゃ!
「おお、いい感じに変化したね。テカテカのまま大きくなったら僕も気持ち悪くてまともに見れないからどうしようかと思ったけど龍麟のおかげでなんとか見れる姿になって良かったよ。」
(失礼な!遥か太古から生き延びてきた我の姿が気持ち悪いだと!最適化された機能美溢れる姿であろうが!)
「いやぁ~、さすがにそれはないよ。テッカテカで悪寒が足元から頭に駆け巡る次元を超えて共通する気持ち悪さだよ~。」
我の姿が我の姿がが次元を超えた気持悪さとはどういううことじゃ!
しかしヤツには我の願いを叶えてくれた恩があるのじゃ。
我は恩を仇で返すような無法者ではないのじゃ。
ここは我が大人になって折れてやるとしよう。
それよりも気になることがあるから確認せんといかん。
(ぐぬぬぬぅ~。これ以上我の体のことで言い争っても気分が悪くなるだけじゃわ。それよりも大きくなったはずなのに視線が低いし立ち上がれんのじゃが本当に大きくなったのかのぉ?)
そう我は巨人共に対抗するために巨人と同じ体になったはずじゃ!
「大きくなっているけど?それに立ち上がるってその姿で無理でしょ。」
イヤイヤ何を言っておるんじゃ。
・・・・そう言えば巨人になったのなら我の手も変わっ・・・・・ない?
ないないないないないない~!!
なぜじゃなぜじゃなぜじゃ~!!
(鏡はないのかぁ!!)
「そんなものが迷宮にあるわけないじゃん。水魔法で代用したらぁ~。」
よし水魔法で鏡を作るのじゃ!
・・・・・違う。
違う違う違うんじゃ~。
「なに?どうしたの?君がひっくり帰って足をワシャワシャされたら吐きそうになんだけど、止めてくれない。」
(すまん。我が思っていたのと違って混乱しただけじゃ。もう大丈夫じゃ。)
「それじゃ地上に送るけどちゃんと約束は守ってねぇ~。監視してるからズルしちゃダメだよ~。」
(分かったるわ。心配せんでもちゃんとやるわ。ただしばらくは自身の強化を行うからな。)
「まぁねぇ。今の君だったら一瞬で殺されちゃうからね~。それじゃ送るよ~、頑張ってら~。」
おおなんかフワっとして気持ち悪いのじゃ。
しかも何か周りが真っ白になって何も見えんぞ。
「はぁ、行ったね~。まさか迷宮をクリアしたのがGとはねぇ。大丈夫かなぁ~」
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