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2.G異世界に舞い降りる


光が収まると今までいた場所とは違う場所にいるようじゃった。


なぜなら今までいなかった見たこともない大型の巨人が周りに立っているからの。


こんな丸見えのところにおったら巨人どもが我を潰しに来るはずじゃ。


すぐそばにできたいままでなかった地面の隙間に緊急避難をしてやり過ごすのが賢明だの。


迅速に行動に移すべきじゃな。


「ふ~、何とか見つからずにすんだの。」


しかし、腹は相変わらず減ったままなのだ。



***********

ピロリーン

≪適応≫の効果で≪飢餓耐性≫を獲得しました。

***********



うむ、なんなのだ今のは。分からんがなにも食ってないのに空腹感が弱まったぞ。


新しく表れた巨人の一人が動き出したぞ。


「ようこそいらっしゃいました。勇者様方。」


うむ、我と小型巨人を囲んでいる巨人の一人が声を発したがなぜか内容が分かるぞ。


この巨人がボスであるな。


こやつは重要巨人みたいじゃからヒゲ巨人と呼称するぞ。


今生で巨人の言葉が分かることはなかったがここで奴らから情報が取得できるぞ。


生き残るためには利用できるものは利用しないといけんの。


このままできるだけ気配を消して情報収集に集中するぞい。



***********

ピロリーン

≪適応≫の効果で≪気配遮断≫を獲得しました。

≪適応≫の効果で≪偽装≫を獲得しました。

***********



ふむ、また何か情報のようなものが頭の中に浮かんだようだが分からんな。


それよりなにやら周りが騒がしかくなって来たぞ。


情報が必要なんじゃが不要なもんが多いぞ。


重要そうな会話を取捨選択せんといけんの。



************

ピコーン

≪適応≫の効果で≪高速思考≫を獲得した。

************



「我々は勇者なんてものではありません!これは誘拐です。すぐに私たちを元の場所に帰してください。」


ヒゲ巨人に対して我を叩き潰そうとしていた小型の巨人が訴えておる。


「一つずつお答えしますので、まずは落ち着いてお聞きください。」


ヒゲ巨人が重要なことを言っているみたいだな。


「まず、皆さんが勇者である証拠にステータスがあります。まず、ステータスオープンと頭で考えてくだ

さい。」


すると我と一緒に来た小型巨人どもがなにやら騒ぎ出しおった。


それにしてもステータスオープンとはなんぞ。



*****************

ステータス

名前 未設定

種族 G LV1/5

HP 5/5 MP 20/20

ちから     1

たいりょく   1

すばやさ   30

まりょく   15


スキル

すばやさアップ LV1

飛行    LV2

毒耐性   LV3

冷気耐性  LV2

闇魔法   LV1

下級種族召喚  LV1

飢餓耐性  LV1

気配遮断  LV1

偽装    LV1

高速思考  LV1


ユニークスキル

適応   LV10

ど根性  LV10

アイテムボックス LV-

鑑定       LV-

言語翻訳     LV-


称号

黒い悪魔 異世界生物 巻き込まれし生物

****************



いきなり我の頭中に浮かんだこれがステータスか。


我は知っておるぞ。


LVなるものを上げ。スキルを手に入れれば強くなれるとな。


これは小さき巨人どもがラノベなるものを読むのに必要な情報だな。


ふっはっはっはっは~。


コレはつまり我が新たな力を手に入れたと言うことだな。


おう、しまった。驚いている間に外がまた騒がしくなったぞ。


小さき巨人を囲んでいたヒゲ巨人どもが小さき巨人のステータスを見て驚いているようだ。




「この子は称号に聖騎士、スキルに聖盾を持ち、たいりょくが400もあるぞ。」


「こっちの子は称号に聖女、スキルに神聖魔法を持ち、まりょくが450もあるぞ。」


「お、おい。この子は勇者、スキルに聖剣、聖鎧を持ち、すべてのステータスが300を超えているぞ。」


「す、すごいさすが勇者だ。これで魔王も倒せるぞ。」




うぬぬぬ、小さき巨人も新たな力を手に入れているとは。


今のままでは巨人どもを駆逐できぬな。


しっか~し、我は知っておるぞ。


LVを上げスキルを取得すればもっと強くなれることをな。


そのための情報をヒゲ巨人から手に入れてくれるわ。




ぬ、ヤツラはどうやら移動するようだな。


逃がすものか。


《気配遮断》スキルを使って尾行してくれるわ。


いつまでも逃げ回るだけの我ではないわ。

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