1章 登場人物の簡単な紹介
ネタバレは無い様にします。
主人公サイド
カイン・ビッグゲート
本作主人公。
196センチ、135㎏の巨漢の18歳。ムキムキの体をしているが長い療養生活のためか肌は真っ白。
髪もぼさぼさで真っ白、瞳は黒い。右の額に小さな角が生えている。
祖父のお下がりである使い古したフード付きのコートを着ていて、常にフードで頭を隠している。ボサボサの髪とフードは角を隠すため。
背中に自身の背より大きな剣を背負っている。名はシンユ・ムグラムと言いビッグゲート家の家宝。
鉄塊を削り出したかのよう風貌で両刃の出来損ないのような見た目で、とっても固くとっても重い。
魔力伝導率が非常に悪く魔力を使って強化する事は困難だが、その代わり魔法を通さないので盾としての性能は高い。重さを無視すればだが。
10年ほど療養生活を送っていたため人と接するのが苦手、特に女性とはまともに話せない。
長いこと寝て暮らしていたので非常に世間知らず、基本的なことすら知らない所もある。
ライラ・ヴァルフレン
本作ヒロイン。
身長は160センチちょっとで体重は重くも無く軽くも無く。17歳
顔立ちは整っているものの、ものすごく綺麗という訳では無く後ろでまとめられた長い黒髪と意志の強そうな黒い瞳が目立つ。
祖父の酒場で料理を作っているので得意。
魔法は苦手で、魔力の質を色々変えられるにもかかわらず下位精霊の力すら借りられない。
ピンチに陥ると周りの精霊が階級関わらず混乱し、暴れ回るので周りはてんやわんやになる。
その性質もあって周りからは気持ち悪がられ敬遠され気味。そのため色々あって人間不信。
主人公は小さい頃遊んだこともあって、嫌ってはいないが素直になれず厳しく接する。
ネイリヤス・ヴァルフレン
140センチちょっと。12歳。
とても綺麗、プラチナブロンドの髪と薄紫の瞳。ブラドとライラくらいにしか懐かない。
一応老人達とガヌートにも多少は懐いている。
一般的に忌み嫌われるハーフの子供であり、耳が少しとがっているので外に行くときはフードと髪で隠している。いつもはライラの手伝い。
非常に巨大な力を秘めているが現状禄に使いこなせない。帝国に狙われている。
ブラド・ヴァルフレン
186センチ105キロのムキムキおじいさん。63歳。
白髪の混ざった赤毛、無精ひげ。
火の精霊に気に入られ火の魔法しか使えないが、かなりの実力者である。
残念ながら10年ほど前に龍皇と戦って半死半生の状態になり、今も左足が悪く杖を使っている。また療養生活と年の為全盛期の力から大分劣っている。それでもとても強い。
物語が始まった時点ではフィルシー大迷宮都市の路地で、酒場の主人として孫2人と暮らしていた。
ガヌート
20歳のオーガ族。
身長は2メートル弱あるが種族的には普通。余り精霊との親和性は良くなく、基本的に肉体を強化しての殴り合いが得意。
とはいえ全く魔法が使えないわけでは無い。
一見粗野に見えるが、以外と礼儀正しく世話焼き名所も。でも基本的に脳筋。
若手の探索者の中では将来を期待されており、そこそこ有望株である。
老人達
フィルシー大迷宮都市の幹部で、基本的に酔っ払っている。
元々は名の知れた探索者で、ブラドとガーラとも活動を共にした事がある。
現在は後進の育成に励んでいる?
小柄な亜人がヨウム。パンパンに太っているのがバッチェ。枯れ木の様に細く長身なのがウァーナム。
ガーラ・ビッグゲート
故人。
ブラドと長い事組んでいた非常に有名な探索者でカインの祖父。
10年前に龍皇と呼ばれる怪物と戦って死亡。
敵サイド
カルカン
魔神と呼ばれる人類の大敵の一体。
30年前にブラドとガーラにコテンパンにされて、長年恨んでいる。
少々精神的に不安定なところがあるが、実力は高く風を操る。
見た目は中肉中背のそこらにいてそうな青年。
ニギ
帝国の諜報員。
黒尽くめでピチッとした服を着ている。顔は仮面で見えない。
カインの事を甘く見ていたために、酷いしっぺ返しを喰らった可愛そうな人。
余り強そうに見えなかったかもしれませんが、実際は結構な実力者です。