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助ケテ



「助けて」と 伸ばした手は


虚空をさまよい、暗闇に堕ちていく。




誰にも見つけられることなく


誰にも掴まれることなく


ただ、ずっと――――。






本当の苦しみなど


本当の想いなど



誰も気づくはずがなく






――ただ独り、静かに、声を押し殺し涙を流す。













今の私には


朝の光は眩しすぎて



そっと目を閉じ、暗闇の中に隠れる。




見えるもの、聞こえるもの


全てシャットアウトして


頭に浮かぶいくつもの“恐怖”は、全部音楽で覆い隠した。




そうして



私は、自分の理想郷を創りあげた。






いつか


心の底から


『幸せ』だと



言ってみたい。



その時流す涙は、きっと



きっと、



苦しくないはずだから――――。




















“死”というものに恐怖し


“死”というものに憧れた。



わかってる。




死んだら、全てを失うこと。


死んだら、大事な人が悲しむこと。



大事な人が、悲しんでくれる人がいるというのは


本当は幸せなのだ、ということ。




でも、それは


今の私にはただの鎖でしかない。


嬉しいはずなのに



それが苦しいんだ。






――――死んだらダメ ――――





なら、どうしたらいい?





どうしたら


私は、苦しみから解放される?











不安に


恐怖に




身体が軋む。



心が、押しつぶされそうになる。





何度も、苦しみ。


何度も、痛みに耐えた。




助けを求め、誰かに訴える。




それは終わることを知らず。


何度も繰り返された。





やがて


私は誰からも見放された。




誰もが、私に呆れ。


誰もが、私をさげすむ。





誰も、私を心配しなくなった――――。






“どうせあの子のことだから”




そんな軽い言葉で片づけないで。




“どうせ”なんて。



そんな言葉で決めつけないで。





私の感情は、そんな軽くて簡単じゃないんだよ……?








自分の感情なのに、自分のではないように思えるほど、わからなかった。




“どうして”


“なんで”


“言わないとわからない”






――自分でもわからないのに、どう説明すればいい……?










ただ


“大丈夫”と


言ってほしかった。



ただ


そっと、抱きしめてほしかった。







ただ






私は独りじゃないんだ、と






教えてほしかった。




























──誰カ──












────助ケテ────

















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