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『プレスマンの六井戸』

作者: 成城速記部
掲載日:2026/06/01

 武蔵国の秩父というところに、七つの井戸が集まったところがあり、七井戸と呼ばれていました。村の人たちは、一番大きな井戸しか使いませんでいた。一番大きい井戸が一番水量が多いからです。あるとき、村の女が子供を産みましたが、乳が出なくて困ってしまいました。小さな村ですので、もらい乳ができるような女もおらず、男たちは、こういうときには何の役にも立ちません。困った母親は、ふだん使わない六つの井戸で水をくんで煮炊きに使ったところ、突然乳が出るようになり、この井戸の数が六つであったことから、プレスマンの色数と同じだということで、プレスマンの井戸と呼ばれるようになり、この井戸でプレスマンを洗うと、速記が書けるようになるという、全く違う方向性に進んだということです。



教訓:実際には、プレスマンの金具部分が錆びただけで、速記力は向上しなかったという。

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