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愛した人は

母さんはいつもあそこで独り言。

 私、あなたがずっとそばにいてくれると思ってたわ。ほんとに今までずっと私の隣にいてくれてたじゃない。でも、夢だったみたいあなたがいたことさえ。


だってもういないもの。


 ねぇ私が生まれた時あなたはどう思ったの?可愛らしい女の子?それとも邪魔な存在?あなたはどう思ったのか私は知らないけれど、私はあなたが好きだったわ。生まれたときから。運命のように感じた。あなたをみるとなにか病気のように頭がぼんやりするの。あなたはいつも決まって心配してくれた。私このことを恋だってこと知らなくて、病気だと思ってたの。嘘じゃないわよ。あなたに心配されたくて言ってたんじゃないわ。あくまで、純粋な気持ちでよ。私やっぱりあなたといた時間が好きだったわ。あなたからどんなことをされようとも愛していた。

 あなたといた時間は忘れられないもの大切な宝物 ほんの少しでもまだあなたを感じていたくてね、ずっと取ってあるの。

 私あなたがいなくなってから、20年ここで待ってるのに、どうして帰ってこないのかしら。私はずっとあなたを愛しているのに。あぁもう待ちくたびれたのだけれど。早くこちらに来ないかしらね。ねぇあなたもそう思わない?あらそうまぁいいわ。私はここで待ってるから先いってらっしゃい。えぇまた会いましょうね。



 母さんはずっとあそこでずっと父さんをまってる。あいつの何がいいのか分からないけど、僕あいつ嫌いだなぁ。会いたくもないよ。母さんも一緒に行きたいけど、母さん言い始めたら聞かないからなぁ。

分かったよぉ。先に行ってるよまたね〜母さん!


 あいつがいなくなって今年で20年かぁ〜清々しいよ鬱陶しいんだあしつ。おい、〇〇ちゃんと歯を磨け

「えーパパぼく歯磨き嫌いだよぅ〜やりたくないよ〜」

ほら、歯を磨き終わったら兄ちゃんたちに挨拶して寝ような。明日は遊園地だぞ。

「終わったよ!!ねっママお絵本読んで!!」

「わかったわかった。何がいい?」

かわいらしい笑顔だな⋯あいつと違って

「桃太郎がいい!!」

挨拶をしてからだぞ!

「うん!!」

「「「おやすみなさいお兄ちゃん」」」


はっくしゅっっん!!

あぁここにも花粉とんでんのかなだりぃ〜

僕昔から花粉が酷いんだよな〜あーあ早く生まれ変わりてーよ

母さんも早く来たらいいのに

 初めての作品です。基本的にしゃべっている人ごとに段落を分けています。考察とかしてくれたらうれしいです。

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