第一次世界大戦・第二次世界大戦
時に大陸歴1825年…欧州は爆発寸前だった、東のロカニア帝国は度重なる反乱から国内情勢が不安定、独立運動も活発化している。南、イグリア半島などを手中に収める二重帝国、ゼデアダ・カオニ帝国も王政崩壊寸前、フランツェス共和国の援助が切れたらどうなるかわからない状態、更に強大な軍事力を蓄えたカルツ帝国…そして開戦に至ったのは1825年12月2日、この年は積雪量が例年より多く、作物は不作、また周辺国にいろいろな意味で大きな被害をもたらした欧州大崩落、積み重なった民衆の不満、国政の不安、それらがついに爆発したのだ、ロカニア帝国西部ウクジャナ地域、ポルッカ地域にて独立勢力が挙兵、それにつられてゼデアダが分離、カオニ帝国と開戦これの救援を名目にフランツェス共和国がカルツ帝国国内に軍を進駐、これに国防軍を派遣したカルツ軍と戦闘状態に突入、そこに極東の列強大海州帝国が救援軍を派遣、そんな時に第二次欧州陥没…
まさに欧州は混沌であった。
時を同じくして11月23日、極東カアラ半島沖にてメカリアの駆逐艦4隻が突如 蝦夷県高賀町を砲撃、民間人35人軍人12人が軽重症を負った。これに対し大海州帝国は軽巡洋艦1隻が出動しメカリアの駆逐艦を撃沈、海州はこれを正当防衛と世界議連に訴えたもののメカリアをこれを不当とし大海州帝国に宣戦布告、これに応して同盟関係にあった大鮫帝国がメカリア合衆国に宣戦布告、
これが第一次世界大戦の始まりである、ちなみに歴史的には1826年が開戦、1830年が終戦ということになっている
またこの戦争大変ややこしいのだが陣営としては
連合国側
・ウクジャナ独立政府
・ポルッカ独立政府
・カルツ帝国
・大海州帝国
・大鮫帝国
協連側
・フランツェス共和国
・ロカニア帝国
・ゼデアダ王国
別勢力
・ロカニア合衆国
となる、開戦時の貴重なデータはまた別話で投稿しやす。
…ここで作者のやる気が一度途切れたのでこの世界の文明レベル及びそうなった理由を挟もうか。
まず第一次世界大戦時点での技術力は世界「平均」で現実世界(西暦)時の1940〜60年代であるそしてなぜ「平均」を強調したのかはこのあとの「どうして文明レベルが高いのか」に関わって来る
ではなぜ文明レベルが高いのか、それは旧世界(西暦)の遺構の解析を生き残った人類が行ったことにある
西暦を使っていた旧世界が滅びて以降、人類は地下シェルターでほそぼそと暮らしていたのだが、当然密閉空間では病気は広まりやすく、大陸暦前600年前には極東・欧州中部・豪州以外は全滅、さらに老朽化も相まってついに人類(欧州)はシェルターを放棄、文明は石器時代に逆戻りと…それもしばらくして旧世界の文明の遺構は技術を早く進化させる重要な鍵だということに遅れながら欧州地域で文明が再建されていったというわけです。まあ要するに、基礎が高いからそりゃその後も高くなるよねと。
え?極東はどうなったって?シェルターにずっと引きこもるも核汚染がもうないと分かるやいなやまだ残っていた文明をそんまま引っ提げて文明を少しずつ発展させながら…というふうになっております。その中で失われたロストテクノロジーもたくさんあるから実質文明レベルに欧州と大きな差はあかないのでOK!!
閑話休題、気を取り直して第二次世界大戦…と見せかけて第一次冷戦を見ていきましょう。
第一次世界大戦で各国が負った被害は図りしれず、なんと戦死者合計は世界で約2千万人が死んだという話もあるほど。
そして対戦後の構図はこう、カルツ帝国は戦争に勝ちフランツェス共和国とゼデアダ王国を吸収し連邦に昇華、独立したポルッカ共和国、そしてウクジャナ共和国…そして今にも崩壊しそうなロカニア帝国というか実際崩壊してロニエド社会主義連邦。極東は大勝利した大海州帝国・大鮫帝国、大海州帝国はメカリアに賠償金をそして大鮫帝国はメカリアの国土の5分の4を吸収し残った部分はエルドリアとして独立させ、「メカリア」という国は消えた。
そしてこの冷戦の中で起きた戦争、
それこそ「第一時中東{注1}戦争」と「地中海戦争{注2}」である。
この第一次中東戦争はいわゆる代理戦争でありこの戦争に参戦した国は…
「第一次中東戦争」
参加国
・カイデン独立軍(アース帝国)
・大海州帝国
である。
前々からオフリア大陸で自力で文明を発達させ、数々の国を蹂躙した列強「アース帝国」
この戦争が起きた地域は巨大油田を有するカイデン地域。前々から関係が悪化しており、この地域に兵力が集中していた、もちろん兵力、人が集中すればそれらが行きていける物資が必要となる…この過程の上で海州派遣軍はやってはいけないことをやってしまっていた。
現地の人々の生活を考えずに奪ってしまったのである、現地では飢饉が発生し市民の独立の機運は高まっていた、そこにアース帝国は云うた。「今なら武器貸してあげるよ〜?」 …市民はやっちまった、もちろん半分以上がアースの正規軍だったが、挙兵したのだ。突然の奇襲に海州派遣軍は成すすべ無しで後退、カイデン地域は東部から密林地帯が続くので防衛はしやすかったのでそこで撤退は止まったがカイデン独立軍にゲリラ戦法が海州を苦しめ、のちの教訓になった。この紛争はなんと10年も続き、派遣軍は数を減らした。最終的に海州はカイデン地域に自治権を与えることでこの戦争?紛争を終わらせました。
「地中海内線」
参加国
・カルツ連邦
・アース帝国
・大鮫帝国
である。
先ほども出てきたアース帝国であるが今度は防衛側、カルツ連邦が地中海{注2}の対岸オフリア大陸北部を欲したのがことの発端でいちゃもんを付けてカルツ連邦はアース帝国に宣戦布告、これに便乗し大鮫帝国も宣戦布告しアース帝国は二正面作戦を強いられることとなった、この戦争はこの世界で言ういわゆる国連、「WPU」が初めて派遣軍を出した戦争としても知られている。またこの戦争では今まで以上に航空機が活躍してアース帝国を苦しめた。最後は結局アース帝国が折れてオフリア大陸北一部と南部の二個半島をそれぞれに割譲して終結した。これ以降は…まぁまだまだ冷戦は続くのですがね一応は冷戦の終わりが1899年年に宣言され、その後はそれなりに平和な世の中が続きました。
〜注の解説〜
{注1}=ここで中東という言葉が出てきているがこれはこの別世界の主に中心東寄りという意味で名称が付けられており、現実世界の戦争、物事などには一切関係しません。全く関係しません。
{注2}
地中海と出ておりますがこれはこの別世界での名称であり現実世界には一切関係しません!!一切!!
(この世界の設定的には関係するケド…)
話を戻して…時に大陸暦1945年3月10日、アース帝国は失った領土の奪還と中央大陸への進出を目的に大鮫帝国に宣戦布告した。それに乗じエルドリア連邦も裏切って宣戦布告した。
まずアースだけ言うが、アース軍は開戦当初破竹の快進撃を続け失陥した領土の殆どを奪還。大陸侵攻は目前であった、しかし大鮫軍が南半島に再上陸、要塞線を構築し耐えていたが同盟国として北のカルツ連邦も参戦、東海軍の独断で海州の領海に侵入していた艦隊が発見され大海州帝国も参戦、3正面作戦を強いられたアース帝国は次第に押されていき、東部要塞都市ルカンデラが陥落。翌週にこのルカンデラにて各国で降伏後条件を決めルカンデラ宣言が発表された、その後1年と3ヶ月アース帝国も粘ったが1949年12月24日に降伏した。エルドリア連邦はというと海軍は大海州帝国に全滅させられたが、陸では粘り、アースが降伏したあとも1950年4月10日まで耐え、大鮫現地軍と死闘を繰り広げた。この戦争も一応は「WPU」が動いておりこの戦争は第二次世界大戦と名付けられた。大戦後はアース帝国は皇帝を廃止、国号も「アース民主主義国」と変更し新たな道を歩んだ、エルドリア連邦は解体されメカリアが復活した、西半分は大海州帝国の東部は大鮫に分割傀儡化された。この対戦以降、世界はまた冷戦をへてしばしの平和が訪れることとなる
疲 れ た !
実はこの世界、残ったシェルターの数が非常に少なかったことで人種の比率がおかしいです。
具体的に言うと「日系人4割・ドイツ系白人2割・オーストラリア系3割・アメリカ系1割」的な…
次回からは戦闘シーンです