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始まりの物語  作者: 猫を愛でる会
1/9

世界創生

新しい物語ですが、この先出る者は本編には出たり出なかったりする予定です。

始まりの女神・・・黒く美しい髪をふわりとなびかせ、巫女服の様な服装に不思議な宝石が錫杖しゃくじょうの先の光で周囲を照らす。


何もない黒い空間に降り立ち始まりの女神は、小さな光る種を空間に置き錫杖の光を種に与え黒い空間に、不思議な大樹が一瞬で育つ。


始まりの女神は錫杖の宝石から光を撒き、黒い空間に小さな光の円盤状の始まりの宇宙をいくつも作り、てのひらに光を生み出し宇宙に解き放った。


光は人の形に成り黒い髪の巫女服とドレスが合わさった様な服装の、自分とソックリな者を生み出した、自分の分身たる娘に後は任せ始まりの女神と呼ばれる者は、宇宙に浮かぶ大樹に成った始まりの樹の見晴らしの良い場所で、子の活躍を見る事にした。


始まりの女神の娘は科学発展の世界を創造したが、始まりの女神は何かの気配を感じ周りを見渡すと。


「お姉様久し振りです・・・たぶん」

「少し前以来ね・・・たぶん」


ピンクのツインテールに朱色しゅいろのリボンに金色の瞳に、何を考えてるか予測不可な天然な妹だったはず。


時音ときねお姉様も自分の分身体を産み出したのですね」

時見ときみは何故此処にいるのかしら?」


ジト目で見てもにぱにぱした笑顔で時見は言う。


「私は強そうな子と息子に後を任せたからね」


屈託ない笑顔で言う時見、強そうな子て何か不安しかしないのだけど時見は平然として居た。


「我々を産み出した超高次元の存在に、私達は世界を創る様に創られた存在・・・・・」


存在意義の為に記憶された何か・・・私はそう思って居るし、いつか私を生み出した存在に出会いたい・・・私の産み出した理由が知りたいから・・・


「そんな難しい事はどうでも良いよー」

「─────時見、貴女本当に私の妹よね?」

「そうだよ・・・たぶん」


このお気楽性格に私は頭が痛くなる、額に手を当て頭痛緩和と感情制御を同時にして、このお気楽能天気妹を見る。


「私はお姉様さえ何時までも居れば幸せだもん」

「この考え無しに言う妹は、困ったものね・・・」


二人で子が創造する世界を見ながら始まりの樹から白い綺麗な花が咲き、散り行く花びらは黒い世界に向かい新たな植物の息吹きを、娘が創る世界に向かって行く。


「次に行くわよ時見」

「次は二人で世界を創ろうよ、お姉様ー」


甘えた声で時見が言う、私はたまには良いかと賛同する。


「そうね・・・・・・七番目の世界は二人でゆっくり創りましょう・・・」

「────え?」

「?」


時見が私を見て言う。


「まだ私は一つしか創ってないや・・・てへっ」

「時見たら・・・・・・」


マイペースの時見と共に新たな空間に向かった、始まりの樹は七番目の娘のイズナに与え、今度の世界には星の海を創造し魔力を満たし、私が始まりの生命の大樹を創造し、時見が沢山の命の揺り篭の星を、星の海から構成し最初の生命が生存できる星を創った。


「大き過ぎじゃあない? 時見」

「そうかな?」


物理法則や魔力因果率(いんがりつ)や時空因果率等、色々無視した星が誕生した、世界を壊さぬ様に時空凍結に本体を眠らせて、私と時見は力を抑えた人の身体に擬態し世界を始まりの生命樹から眺める事にした、最初にどんな環境でも生きられるバクテリアや、単細胞生物にダンゴと呼ばれる茶色い饅頭の様な生き物と、エーテル魔力をエネルギーに生きるジェルビーストを放つ、植物は惑星の熱が下がらないと植物は定着しないから、お茶を飲みながら待つ。


「このお煎餅美味しいわね・・・・・・」

「宇宙お茶も在るよお姉様、それにしても便利ですね異空間ネットショップ」

「私達を創造した、母が創ったかも知れないわね・・・・・このお茶美味しいわね」

「私が淹れたお茶だからね」


どや顔で言う時見を無視し、星を観察する。


「お姉様、星の熱が下がって来たよ」

「最初に苔とシダの息吹を放ちましょう・・・」


時音は生命樹から錫杖を使い、二酸化窒素を吸い酸素を精製する植物の生命の息吹を放つ、苔は岩の隙間に根を張り岩を侵食し細かな砂に変えて行く、シダは砂が植物の堆肥と混ざり土と成った土壌に根を下ろす、シダは枯れ後に石炭の元に成るがそれは数十億年後の話し。


ジェルビーストは死体になると石に成り、ジェル部分に魔力を蓄積したまま化石化する、後に魔法宝石として発掘される。


ダンゴは微生物を食べ善玉菌微生物を精製する、たまにダンゴは天然ガスや重油を精製する微生物を排泄する、海のダンゴは沈殿した不純物を分解し死骸は海の生物の苗床に成る、地上のダンゴは茶色の毛むくじゃらのダンゴが現れた。


「そろそろ茸や木の息吹を放ちましょう」

「私は生き物の元素を放つからゼウス君、後は頼んだね」

「はい、母上」

「いつの間に・・・」


時見の分身の子はしっかりした好青年、何故時見はポヤポヤなのに息子はしっかり者なのか不思議で仕方ないな。


そして時代が変わるとダンゴは生物進化を始め、透明なスライムと呼ばれる生物が現れ、寒い地域の植物が腐り枯れた物を食べ土に分解したり、新たに色々な進化をした微生物を食べ巨大化し寿命の末、土に埋まり巨大化したスライムは大地の圧力で、後の世界には希少な二酸化炭素が発生しないエネルギーに成る。


毛むくじゃらダンゴが進化をし、新たな進化により爬虫類や哺乳類より先に地上で、猫の様なウサギの様なタヌキの様な生き物に進化した。


「──何かダンゴが変な進化したわね・・・」

「何か可愛い!」

「確かに見た目可愛いわよ顔はね・・・胴体だけ、タヌキてどうなのかしら?」

「──可愛ければ大丈夫」

「──犯人は時見ね」


私はジト目で時見を見ると目を反らす、全く変な進化をさせないで欲しいわね、顔はキジトラの猫で耳はウサギで胴体タヌキてカオスよコレ・・・


「胴体はウサギの方が良かったかな?」

「今更遅いわ時見」


だが時見が進化させた生物は、食料にする物に迷い繁殖も出来ずに絶滅した、後に不思議な化石として人類が解けない謎に成った。


「短命過ぎよ時見」

「時代が早かっただけよ・・・たぶん」


爬虫類や哺乳類が単細胞生物から進化し海を牛耳り、やっと毛むくじゃらダンゴの100年遅れて地上に進出、植物も進化をし甘い香りの果物や蜂蜜や、モンスター植物やモンスター虫と原生虫が争い始める。


「いつの間にモンスターが・・・」

「私じゃあ無いよ」

「僕でも在りません」

「私よ」


謎の赤いポニーテールに白いマントの様な格好をし、金色瞳に幼そうな印象だけど何かこの女性は、敵に回しては行けない気がした。


「私的には久し振りだけど、まあ貴女達は知らなくて当然ね、私は貴女達の姉のツクヨよ、そうね・・・ツクヨちゃんかツクヨお姉ちゃんてよんで」

「「・・・・・・」」


思考が追い付かない二人は呆然とし、ツクヨは何処からか扇子を出し扇ぐ。


「楽しそうだから、他の次元から遊びに来ただけよ」

「あの虫さんは?」

「私の実験モルモット昆虫と、モンスターモルモット昆虫よ」

「わざわざ私達の創造した星でしなくても・・・」


私は泣きながら言うと。


「なに? 何か文句在るの時音、このお姉ちゃんに!」


理不尽に睨まれた・・・理不尽だ!


「あの変な生き物よりマシよ」

「ツクヨお姉ちゃん酷いよぉ~」

「でも共食いの様に成ってますよ、ツクヨお姉様」

「初音」

「ハイ?」

「ツクヨお姉ちゃんて呼ばないと、お尻ペンペンよ」

「──理不尽過ぎる!」


ツクヨお姉様・・・お姉ちゃんの虫達は、お互いを倒し食べてる光景は、はっきり言ってキツイ。


「毛むくじゃらダンゴの巨大化したのが、ツクヨお姉ちゃんの黒いキモイ虫を食べてるよ」

「アレはゴキブリ、もしくはコックローチもしくはカファールねて、ねえ・・・」


ドスを効かせた声で時見い言う。


「今何て言った、時見・・・」

「ヒィー・・・ツクヨお姉ちゃんが怖いよぉ~!」


言葉は時に災いを引き起こす、この様に・・・まあ時見の意見は分からなくは無いが、敵にしてはダメな相手には失言でしかない。


「助けて、時音お姉様・・・」

「さあ、私の作った世界で・・・た・っ・ぷ・り説教してあげる」

「いやぁ~!!」


時見が帰って来た時見た時見は、げっそりし魂・・・脱け殻の様に別人の姿だったと言っておこう。


「私の可愛い・・・・・・」


ツクヨお姉ちゃんに連れて行かれる前に、時見は力を使い新たな種族達を作った、時見にしてはマトモな種族達だ。


時見はゼウス君に近い存在の白髪や銀髪や金髪の、人類の妖精種族ハイエルフや神龍や神竜と、その種族の下位種族エルフや何故か怠け者なエルフ等が居る。


竜族は人間に化けるエーシェントドラゴンや、強い相手と戦いたいドラゴン戦士や、爬虫類からドラゴンに進化の途中で中途半端な進化をしたリザードマン戦士、たまに精霊を使役するスピリットリザードマンが居る、星詠みや運命を精霊で占う群れまで居る、ゲッカ族と言うトカゲ族も居るが虫を主食なのは変わらないが、人間と会話が出来る不思議な種族。


他にも人間の背中に白い翼が有る天神人てんじんびと族や、烏丸カラスのような翼の天狗てんぐ族や上半身美女で、下半身魚で綺麗な淡水しか住まない水の民のウンディーネ族。


モグラの様な爪を持ち洞窟を掘り、鉱石を器用に加工する土の民ノーム族や、人間の姿で鷲の翼や脚が特長の風の民シルフ族。


私もとある大陸に始まりの桜の大樹、聖桜花せいおうかの木を放ちその近くに人類達が、街を作り発展を始めるが虫はいつの間にか小さく成り、モンスター昆虫が食虫植物モンスターに食べられ、昆虫モンスターは聖桜花の大陸には蜜蜂モンスターの、天国に成ってるけど良いわよね。


人種はモンスターの毛や革で服を作ってだが、蚕モンスターや虫や綿花等を見つけ、服の時代がやって来た。


モンスターに対抗する防具はやがて、人類同士の争いの防具に成るけど、人類同士が争うと何故かモンスターが大量繁殖して、争いをしてる暇が無くなるサイクルが生まれるが・・・


「何か変なのが現れたよ?」

「ツクヨお姉ちゃんのかしら?」

「違うわよ・・・」

「「!?」」

「びっくりしたよ~」

「びっくりしましたよお姉ちゃん」

「──アレは存在してはダメな物よ」


険しい顔でツクヨお姉ちゃんは言います。


「何か他の世界で、悪しき魂がその世界で意味嫌われるモンスターの姿で、邪神の力を持って顕現したみたいね」


その現れた物は、エルフ達の様に尖った耳をしガッシリした戦士の様な筋肉、緑の皮膚に狂暴な瞳に腰みの姿だった。


「調べたら、邪神ゴブリンゴットて災厄みたいね、神だろうとモンスターだろうと人の形をした者を襲い、繁殖するらしいわよ・・・しかも厄介な事に・・・」

「「?」」

「異性の尿を敏感に嗅ぎ取り、孕ませに襲い来る変態らしいわ、特にフェロモンが強い尿に敏感らしい変態みたいよ」

「「災厄の塊よー!!」」

「───此方に気付いたわよ」

「「──イヤぁー!!」」


全身の鳥肌が立ち恐怖心が生まれる。


「嘘よ」

「「意地悪はやめてお姉ちゃん」」


ホッとしたのもつかの間。


「───ゴメン、本当に気付かれた・・・」

「「イヤぁー!!」」


私達姉妹は急いで他の次元に逃げた、何故私達に気付けたのか不思議だけど、私達は邪神ゴブリンゴットを倒す為に知恵を出し合ったが結論は出なかったが。


「お母様達、異世界の勇者が邪神ゴブリンゴットを倒しましたが・・・」


青年の姿に成長したゼウス君、だが絶望はココから始まった。


「色々な種族が、一部絶滅したり滅びる一歩手前です・・・」


ウンディーネは絶滅手前、シルフは絶滅前に空間の歪みに吸い込まれ絶滅、ノームは蟻の様なモンスターに襲われ数が減り、ゴブリンに住みかを追われ絶滅寸前。


ハイエルフの女性は半分が邪神ゴブリンゴットに孕まされ、ハイエルフ達は初の戦いに苦戦し数を減らしたが、エルフ達も仲間を孕まされ減らされたが、同族が産んだゴブリン軍団を撃退には成功する、だがゴブリン達から仲間を救出したハイエルフ達だが、ハイエルフ達の仲間達は廃人の様に成ってたらしい。


人間族も被害が出たけど、何故か聖桜花の大地にはゴブリンや邪神ゴブリンゴットは、近付けなかったらしいが何故だろうか?


「地球と言う星の勇者は強いですね、あと母上達の作った世界の神達の力で、邪神ゴブリンゴットは倒されましたが残党は減りません」


オーガや鬼神やオークの雌や女性を襲い、未だに戦闘力の高いゴブリンは減らないらしい。


「確かゴブリンてひょろひょろで、魔女達のパシりだったよね?」

「時見、パシりではなく配下よ」

「使い捨ての使用人的なのて、パシりにしか見えないよ」

「確か私の知識だと、モンスターでは最弱で繁殖力がゴキブリ並みで、不思議な繁殖で多種族の女性関係無かった様な・・・」

「居るわよ、そう言うゴブリンもだしカエルの姿をしたゴブリンも、腕や足が長くて淫ら悪魔族の下僕の淫らゴブリンとかね」


聞いてて頭が痛くなって来た。


「私達に出来る事は無いわね、後は子供に任せて新しい世界を創りなさいよ・・・特に時見はね」

「ギクッ!?」


こうして私達は七番目の世界を後にし、私はツクヨお姉ちゃんと八番目の世界を創る事に成った、何故私はツクヨお姉ちゃんと、世界を創る事に成ったのだろう?

八番目の世界は平和で、邪神ゴブリンゴットに命を奪われた者達が、ハイエルフやエルフに成りエルフしか居ない世界で、のんびりと暮らして居た。


七番目の世界は変動を始める・・・

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