クリスマス祭!
あれから二ヶ月でもうすぐクリスマスだ。
もうすぐ店を初めてから一年が経つのか…。
店も増えて、サラちゃん達知り合いも増えて最高のクリスマスだ。
来年も頑張ろう。
うちはあれからリョンに2店舗とテイクアウト専門のを元の町に一店舗出して合計6店舗となった。
そこで今は一店舗目の隣のビルの一部屋を借りてそこに事務仕事をやる本社をおこうかなと思っているところだ。
お客さんからの電話も各店舗よりもそっちの方が集中できるしな。
メニュー開発も今までの店じゃ邪魔だって声もあったしちょうどいいだろう。
「店長!」
「あっサラちゃんとルナちゃん。お疲れ様」
「店長もお疲れ様です」
「店長もお疲れ様です!
今度うちの学校でクリスマス祭をやるんですけど、うちのお菓子サークルも出店を出すんです!
クリスマス当日は誰でも入っていいそうなので店長も来ませんか?」
「そうなの!?それなら行くよ!楽しみだなぁ」
「それじゃあ楽しみにしといてください!お疲れ様でしたー」
おぉ、そんなんがあるのか楽しみだな。
もう店はほとんどバイトに任せられるし、その日は休んでクリスマス祭を楽しもうかな。
クリスマスに予定なんて生まれて初めてだからな。
もうこれから眠れなさそうだ。
クリスマス当日
おぉ。すごい盛り上がりようだ。
ここはヨーロッパ系の文化だし日本とはやはり違う気がする。
雪も降っていて、学校の真ん中にある大きなクリスマスツリーがすごい映えている。
うーん、写真があればなぁ。
この景色には1万円払えるね。
出店もたくさんある。
チーズ、ジンジャーブレッド。
隣国の帝国の食べ物も多い。
例えばポテトソーセージや、変わり種で言えばビールを飲むところもあるみたいだ。
大学とはいえ大丈夫なのか…?
ところでサラちゃん達の出店は…確か商学部の近くに…あった。
「あっ、店長来たんですね!」
「ここは外だから店長じゃなくていいよ」
「じゃあちゃん…そういえば下の名前ってなんですか?」
「春だよ」
「じゃあハルさんでいいですか?」
「うん。ところでここは何売っているの?」
「ここはシュークリームに、ジンジャーブレッド、
後はケーキとエクレアを売ってますよ!
特にクリスマスのサンタケーキはおすすめです」
「すごい本格的なんだね!
じゃあそのケーキを一つ。」
「ありがとうございます!
540円です!」
「はい」
「あ、佐藤さん、私達もうすぐ終わるので少し案内しますよ!」
「いいの?ありがとう。じゃあそこのベンチで待ってるね」
前世では結局大学に行けずにここに送られてきたからな。
こんな学園生活はすごく楽しい。
「見てください!ここは私達の部室ですよ!」
「そういえば同じサークル仲間にもうちの店のお菓子が人気ですよ!」
「そうなの!?それは嬉しいな」
こうしてすぐに時間は経った。
「サラちゃん、ルナちゃん。
誘ってくれてありがとう。今日はすごく楽しかったよ!」
「よかったです!私たちも楽しかったですよ!」
「よかった。じゃあまたね」
「はい!さようならー!」
「また明日




