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完全勝利!

4日後。さっそく会長のアルフレッドが訪ねてきた。

早かったな。


「前はすみませんでした。

もう経営に口出しなどとは言わないので入りませんか?」

はぁ?他の2つの条件はそのままなのか?

大きな街のくせに村社会すぎて怖いな。

「他の2つの条件は飲んでくれということでしょうか?

それに今からうちが入る理由はありますか?」

「それは…やはりみんなで一緒に買っているので原料が安くなったりとか…」

「いえ…流石に原料を自分で決められないなど怖すぎます。

それにもう入る気はありません。帰ってください。」

「後悔しますよ…」

「そうですか」


結局何もなかった。

数週間後にうちの学生セットなどを真似したらしいが、

もう資金に余裕がなく安売りできないだろう。

今までよりも高いとはいえ他店舗を持っているうちの方が普通の値段で勝負すれば他よりもやはり安いし、

学生さん達はもうすでにうちの店を使っているのにここから他の店に行く理由もないだろう。

結局、あの後向こうは2つの店が潰れたらしい。

どうせ経営に口出しをされた結果、ギリギリのギリギリまで安売りさせられて、

うちとの勝負で力尽きたのだろう。

サラリーマン達はテイクアウトでうちを使っていくし、昼には学生達もうちの店を使う。

銀行もあの会が落ち目な事は分かりきっていたし、

お金を貸すなら高い金利で諦めさせるだけだ。

もうお金を貸してもらえなくなった店が盛り返すことはほとんどないし、

今度こそうちの店は安泰だな。

むしろライバルが減る分、他の店にが開く前にここは借金してでもたくさん出店して、

お客さんを全部吸い取ってしまおう。

店が増えれば増えるほど原料を買うのも安くなるしね。

ここの地区だけでも後2つは出せるな。


突然タイトル変えて失礼しました。

また戻すかもしれません。

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