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今日も帰ってゲームして寝るか、今日は最悪だったし
ある程度ゲームもひと段落が付き
ふたんに潜って寝ようとする。
しかし
「どうやったら転校生と出会って3日目に
薄暗い所で二人きりになるシチュエーションになるんですか?」
「いや、あの出来事俺も驚いたよ。というかまずあんた誰?」
「忘れちゃったんですか・こんなにかわいい姿なのに」
「確かに可愛いと思うぞ」
「素直なんですね」
「可愛いので名前教えてくれる?」
「おしえません」
「まぁ一だけ教えると
すると別世界なんですよ。ここは」
「そうなんだ」
「驚かないんですね」
「かわいいキミの笑顔のおかげで驚かないよ。」
「なんか痛いですよ。」
「事実を述べたまでだが。」
「事実というはですね。
どんな時代になっても変化しない事ですよ。
可愛いという定義なんて時代によって変化しているじゃないですか」
「ほう」
「なので、事実は言い訳になりません。残念でした。」
「ああ、もう分かった。夢の中まで思考力を働たらせたくないからそんな事どーでもよくなったわ」
「逃げるのですか?」
「何に?」
「私の名前を聞き出したいのではないのですか?」
「いや、聞き出してもどーせ忘れるし、
いいや」
「なら、また会いましょう。さようなら」
携帯の通知音が聞こえる。
「
ピコ。ピコ。チーン
うるさいな・・まだ寝るんだ。
ピコ。
ピコ
ピコ。
なんで音が鳴るんだよ。
といって、目を開いて、マナーモードに変える。
て、あれ、携帯の画面を見ても
何一つ表示されていなかった。
寝れないまま。
朝になった。だが、まだ日は昇っていないらしい。
ほんとはねたいのに、ねたいのに、
こんな朝はやく起きるのは10年ぶりといっても過言ではない。
悪夢で目が覚めてしまうのだ。
ほんと変な夢ばかり見るような気がする。
さてと、コーヒーでも飲む。
コーヒーはもちろんブラックコーヒーである。
ブラックコーヒーを飲むなんて、
調子に乗っている高校生だと思われそうだが
俺はそんな理由でブラックコーヒーを飲んでいない。
ブラックコーヒーを飲むのは簡単である。
コーヒーマシンのボタンを押すだけだある。
しかし、甘いコーヒーはどうだろうか。
コーヒーマシンに砂糖、牛乳を入れる手間がかかる
しかも牛乳は冷たい。
ブラックコーヒーは暖かい、
混ぜるとぬるいコーヒーが完成するのだ。