12話
「おはよう」
2日目から
昨日の立候補の効果が朝に話しかけてくれる
クラスの仲間がいるとは、、と思いつつ返す
「おはよう」とそして
「昨日、委員長の会議いくの忘れたのだが(笑)」
「大丈夫だろう。委員長優しそうだったし、いいやん」
「なんで」
「可愛い子と一緒に活動出来て」
「立候補すればよかったじゃん」
「いやだって副委員に立候補したら
あからさま狙っているやろと思われるやろ」
「確かに」
「しかも、そこまで行動力ないし」
「(笑)」
「ならいっそ告白してみたら」
「絶対振られるだろ((笑)」
「教室こっちだっけ」
「あってる」
「名前は何?」
「西村 解」
「これからよろしく」
「おう、よろしく」
教室に入って思った事
数少ない女子が一斉にこっちを向いた事だ。
これでHernandezは性格が悪いという事が判明した。
恐らく、俺が会議をバックレた事について話していたのだろう。
確かに話すネタ作りにはいいが、
性格が悪い。
綺麗な花にはトゲがある事が
やはり少し証明されたようだ。
「神田くん」
Hernandezが喋りかけてきた
「どうした?」
「・・・」
何故無言?
「ちょっと屋上近くまできてもらってもいい」
これはいきなり告白されるのか、
期待だ。
共に誰もいない屋上近くの階段に来た。
ちなみに屋上に行く階段は途中まで解放されているが
途中からは封鎖されている。
つまり、屋上には行けない。
何にも意味がないので特に人が寄り付く事もなく
薄暗い。
Hernandezは突然こういった
「I don't write Japanese. Please
write this report by tomorrow.
I need to help Vice Chairman」
神田の脳内の訳:(私は日本語を書けないの、だから賢い神田くんに頼ってもいい?
明日までに書いてくれると嬉しいな。よろしく!!