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エッセイ集

「作家は経験したことしか書けない」わけではないが「経験したうえでこれがこうだったらよかったのに」や「これは楽しかったな」ということしか書けないのはおおかた事実なのだと思う。

作者: 水源

 まず”創作”とは自分の経験したことに対しての欠乏を充足したい心理から「想像や妄想」によってこうだったらよかったのに、こうだったらきっとすごく楽しいだろうにということを形にすることなのではないかと思います。


 たとえば私は学生時代は母親からしかバレンタインのチョコレートをもらえませんでしたので、母親以外の女性からバレンタインデーにチョコレートをもらえたらすごくうれしいのだろうと思っていました。


 まあ、実際にもらってみればそれほどでもなかったのですけどね。


 同様に女性と交際してデートして性行為まで行ければきっとそれはすばらしく気持ちよく心地よく楽しいのだろうとも思ったのですが、実際に体験してみれば全然そんなこともないのですよね。


 私の作品の男性主人公がそう言ったところでやたらと淡泊なのはおそらく、私がそう言った事柄に対してあまり楽しさを感じなかったからだと思います。


 でもやたらと育児については細かいことを書いていたりするのは、今までやったことがなくてきっととても楽しいのだろうと思えるからでしょう。


 あと周りに女性が多いほうが楽しいと思うのは、女性とのほうが男性の同僚とよりうまくいく感じだったからかなと。


 実際に育児をやったら手間がかからな過ぎても、逆に手間がかかりすぎても育児放棄しそうな気がふつふつとしますけど。


 どうも私は適度にうまくいかない事柄が一番夢中になれるようなので。


 なので「作家は経験したことしか書けない」わけではないが「経験したうえでこれがこうだったらよかったのに」や「これは実際に経験してみたけど楽しかったな」ということしか書けないのはおおかた事実なのだと思うのです。


 もちろんプロの作家の場合は自分が実際にやってみても特に楽しいとは思わなかったけど、ユーザーはきっと楽しんでくれるだろうということをうまく書ける人も多いのでしょうけどね。

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― 新着の感想 ―
[一言]  初めてコメント失礼致します。  御作品を拝読して、ふと……、私は、井上陽水さんが好きなのですが、ライフラインという番組で井上陽水さんと小室等さんとの対談と、NHKの番組で糸井重理さんと…
[一言] お書きになった内容からズレた感想です。 1) 何かで「小説は思考実験だ」とありました。なろうだと現代人が戦国時代に行くなどの話に、その面があるのかな? 2) 私は寝つきが悪い時にどこでも…
[一言]  ミステリーを書く作家には、あまり当てはまらないような気がします。殺人事件とか書ける人は、元は警察関係の職業だったのかしら。とか確かに思ったりしますけど。  でも、皆さん自分の経験からなにか…
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