第19話 開拓都市での日常
「もう少し、何とかならないかな。これは僕が、幸せ死にする」
マイアの仲間達を救出し、新たな住民達を開拓都市に迎えてから二日の時間が過た。
急ぎの予定もなくなり、勢力範囲のすぐ外側に敵対ユニットが見えるわけでもない。
これから過ごす、開拓都市での日常を感じさせる二日間だった。
「大丈夫よ、ニクには完全耐性があるから。
彼女達だって役に立ちたいと思うのは当然だし、ニクだって嬉しいでしょ」
開拓都市で必要なことの大半は、いつの間にか全自動で終わる。
都市の開拓自体もスキルで行っている。
部屋を掃除しようとしてもいつの間にかきれいになっている。
都市に常備されていた物に関しては、洗濯をする必要すらない。
今出来る事は、食材から料理を作ることと、持ち込んだ衣類に関して洗濯をする事。
後は自分好みに整理すること、それくらいだった。
そしてキッチンや洗面所などの電化製品は、なぜか地球の現代環境にそっている。
おそらくこれもネグリジェの影響力なのだろう。
そう、つまり殆どの人は、暇だった。
数少ないそれなりに忙しくしているのが、冒険者組と戦闘ユニット達。
資源として表示されていた迷宮。
ここには迷宮管理塔というものを建設できた。
ユニットを配置しておくと、勝手に経験値とドロップ品を集めてくれる。
冒険者組はそのまま迷宮の中に入ってドロップ品やお宝目当てに活動をしている。
中で会うことがあるらしく、実際はユニット達も迷宮に潜っているようだった。
ジルが言うには、この迷宮は大当たりの激レア迷宮らしい。
深く大きく成長していてドロップ品の種類も質も良い。
開拓都市からの移動ルートを整備すれば、冒険者達が集まってくることが見込まれた。
そして出かけているのが宿屋一家。
宿屋一家は農業の知識も少しあるということで、都市の防壁の外側の農地を見てもらった。
米の資源のある北西部の草原を。
そして疑問が出た。
まるで収穫された様子がない。
水田自体は米資源のある草原マスいっぱいに広がっていた。
50km×50㎞という広大な面積に。
そしてその中に誰も住んでいない農村が建っていた。
ミニゴーレムを見かけたので、水田の維持は行っているように見える。
つまり、水田が存在してさえいれば資源として成り立っているようだ。
確かに開拓スキルでも、実際には魔素のエネルギーと食料のエネルギーが数値として伸びているだけでしかない。
しかも食料も、毎日数値が伸びるのだから、現実の状況とはあっていない。
そこで宿屋の知り合いに専門の農家がいるということで、呼んで見てもらうことになった。
農村に住んで、米を栽培、収穫を別にすることが可能かもしれない。
僕の開拓にとっては、資源が存在さえすればいいのだから。
ブルーシートを貸しているので、移動が問題になることはないだろう。
護衛にアルちゃんもついて行ってもらっているし。
こうして冒険者、戦闘ユニット、宿屋一家はやることがある。
残ったのは僕たち転移者組やマイア組、そして移住してきた女性達だった。
移住してきた女性達は、奴隷として娼館で働く前からプロの娼婦だったらしい。
それゆえ、奴隷として娼館で働かされることが許せなかったそうだ。
元々はそれぞれの街の娼館でトップレベルを張っていた彼女達。
今のこの開拓都市には訪れる者はまだいない。
つまり彼女達も早く開拓を進め、人を呼び込んで欲しいのだ。
そして開拓エネルギーの提供と暇つぶしを兼ねて、僕の影分身達が有効活用されているという状況だった。
新ネメキスの町での戦闘により、僕のレベルもだいぶ上がった。
僕自身のレベルは32に上がり、C級冒険者相当のレベルはあるそうだ。
そして能力のレベルもだいぶ上がった。
(アイゼン、現在の能力一覧を表示)
(かしこまりました)
1.ゲート Lv8
2.AI全知 Lv8
3.全能 Lv4
4.完全耐性
5.完全適応
6.魔法付与 Lv8
7.影分身 Lv6
以上
ゲートのレベルが上がったことにより、ゲートの直径が35cm近くになっていた。
まだ僕達が通るには小さいが、日本への帰還を想像できる大きさになってきた。
そして影分身レベル6、分体を24体出しっぱなしにできる。
昼間は、24体全てが娼館のような彼女達の家へと行っている。
108人の美女たち。休む暇もなく翻弄される分体達。
そして夜はそのうち14体が返ってくる。
ネグリジェ、シースルー、マイア、サーヤ、マイアの仲間達11人の合計15人。
僕本体と分体14人で合わせて15人。
濃密な夜を過ごしている。
シースルー。
新たな転移者の女性はそう名乗る事にした。
発想はネグリジェと同じような経緯だった。
++++++++++
【新たな転移者は】現在転移が暴走していて異世界に行くらしい part16【シースルー】
1 名前:転移者っぽい何か
ここは異世界へ行くらしいと言っているニクがアドバイスを求めたスレの先
転移者ニクの嫁、転移者ネグリジェの配信で第3話が提供されたぞ
ニク達は、マイア、サーヤの仲間達を救出しに町へと向かう
そしてそこには3人目の転移者がいた
シースルーの上下に中はビキニ。
遠目だが、ポロリもあるぞ
そしてマイアとサーヤのサービスポロリもある
ネグリジェ、ナイス撮影だ
だが戦闘シーンのグロ耐性だけは注意だぞ
第3話には凌辱耐性は不要だ
ライブ配信アプリは*****
ライブ配信動画はhttp*****
IDは*****
前スレ
http://*****
次スレは基本>>950
勢いがやばければ>>900
・・・・・・・
674 名前:転移者っぽい何か
ビキニアーマー
本当に存在していたんだな
675 名前:転移者っぽい何か
銃ツエー
676 名前:転移者っぽい何か
おっぱいフラッシュ
そこは拡大で撮影してほしかった
あの時点では仮面付けていなかったから無理か
677 名前:ニク
無事戻りました。
もちろんみんな無事です。
新たにたくさん仲間が増えました。
http://*****
http://*****
http://*****
678 名前:転移者っぽい何か
3人目の転移者もきっとかわいいんだろうな
あの格好であのダンス
生で見てぇ
仮面付きでいいから生ポロリを
679 名前:転移者っぽい何か
生ニク発見カキコ
おかえりー
680 名前:転移者っぽい何か
ニクおかえりー
確かに町というかあれは村だよな
681 名前:転移者っぽい何か
集合写真の後ろ、でかい城になってるじゃねぇか
3人目の格好もエロくていいな
682 名前:転移者っぽい何か
マイアちゃんの仲間たちも粒ぞろい
ニク、爆ぜろ
683 名前:シースルー
初めまして、3人目の転移者です
おっぱい神の信者たちはひれ伏しなさい。
http://*****
684 名前:転移者っぽい何か
ニク、違うセクシー衣装もそのうち頼むぞ
685 名前:転移者っぽい何か
シースルーめっちゃエロイ
横からだけじゃなく下からとか正面からとかいろいろクレ
686 名前:転移者っぽい何か
おっぱい神キター
信者になります
687 名前:転移者っぽい何か
拡大版おっぱいフラッシュだな
漫画みたいだ
・・・・・
722 名前:シースルー
しもべたちよ
ぷるるん動画もあるのですよ
http://*****
では、おやすみなさい
良い夢を
++++++++++
シースルーの個人写真とぷるるん動画はすごかった。
ここまで出していいの?
個人で見る分にはうれしいけど。
第一インパクトは重要。
シースルー本人はノリノリだった。
シースルーは、地球では現役女子大生AV女優として活躍していた。
着エロ女子高生からはじまり、グラビア、そして今や映画にも出演しているとのこと。
まだちょい役らしいけど。
いつもはもっとすごいのを出しているので、この程度の露出や演出はまだまだらしい。
シースルーのユニークスキルは女優。
新ネメキスの町でのダンスは、ダンサーを演じてみたとのことだった。
フェニックスを使うということから、幻獣使いとか召喚士とかのユニークスキルを持っているのかと思っていたのだが。
フェニックスを解き放つ力は、腕にはめた装備の力だった。
シースルーは僕と同じく臨時転移の間を経由していた。
フェニックスの間。
そしてそこに飾られていたのがフェニックスの腕輪だった。
やはり僕の他にも、特殊な臨時転移の間を経由している転移者はいるようだ。
「ニク様、精力を力に変えるような能力はないのでしょうか」
丁寧な言葉でマイアが話しかけてきた。
マイアは開拓都市に戻ったその日のうちに自分の時間を1年戻した。
仲間達を救出するという役目を終えて。
ーーーーーーーーーー
「姫様、本当によろしいのですか?」
そう聞いたのはサーヤだけではなく、他の仲間も全員念入りに聞いていた。
それでもマイアの決意は固かった。
上がったレベルや経験、記憶を失っても、きれいな状態で僕の元に居たい。
しかし仲間達が心配しているのはそこではなかった。
理解はできるが、戻る先が1年前の姫の時点ということをとても気にしていた。
僕達にはその意味が分かっていなかった。
「夢の続きなのじゃー」
1年前に戻ったマイアは、裸の自分、そして僕やサーヤを見てそう言った。
そして僕の元へ飛び込んできて、抱き着いた。
すりすりしてくる。
ムホーとか言っている。
「ひ、め、さ、ま」
サーヤがそういいながらマイアの頬を引っ張った。
「いい夢なのじゃ、あと2時間だけ」
マイアは抵抗する。
ここがまだ夢の続きだと思っているらしい。
サーヤだけでなく、他の仲間達も協力して引きはがされ、そしてマイアへの説明会が始まった。
「私達をお救い下さり、ありがとうございます。ニク様。
マラライア・ライドガルドです。
改めて、よろしくお願いします」
そう、何事もなかったように取り繕った。
ざんねん姫。
国が突然の侵略にあい、厳しい状況で成長する前のマイアはそう呼ばれていたらしい。
仲間達はざんねん姫に戻ってしまうことを気にしていたようだ。
それでも夢で見た経過があり、さらに現実として国は滅びている。
少しづつでも前に進んでいくだろう。
結局マイアは、異世界での僕の第2夫人ということになった。
第1夫人は日本でも異世界でもネグリジェだ。
僕達はカルカトリス国と同盟を結び、そしてサウリア王国と戦争をすることになる。
異世界からの転移者の安全のために。
サウリア王国を含めた魔法3大国は召喚魔法を実施し、異世界からの転移者を捉えるという戦略をとった国だ。
転移者としては許容できないし、今回の問題が終わった後に、再び起こされても困る。
しかし、異世界人がこの世界の国に戦争を仕掛けるというのは、反射的に敵を増やしかねない。
そこでマイアの出番ということだった。
あくまで、国を滅ぼされた王女の反撃。
そのために王女が転移者を味方につけた。
この世界の人同士の戦争にしてしまうのだそうだ。
そのためにも王妃になるという事らしい。
どれが建前でどれが本音なのやらわからないけれど。
ネグリジェがそれで良いと言ったことで決まった。
そして付いてきたサーヤを含めた12人の侍女。
マイアの仲間達は全てマイアの侍女だった。
護衛をするのも侍女の役目らしい。
侍女とは他の貴族の息女であり、将来的に血縁関係を通じて貴族同士の関係を強めていくためのもの。
そしてマイアの侍女ということは僕の侍女ということになり、侍女の役目は王の子を身ごもること。
しかし流石にそれには待ったがかかった。
僕達が日本に帰ることができるようになり、そしてネグリジェとの子、マイアとの子ができた後ということになった。
将来的には、僕とマイアの子がこの開拓都市を治める流れとなった。
いつの間にか将来計画まで決まってしまった。
ーーーーーーーーーー
「まぁ、まだ大丈夫。本格的にやばくなったら考えるよ」
僕はマイアにそう答え、のんびりとした食後の一時をすごした。
そんな和やかな日常を終わらせたのはスマホの着信音だった。
今僕たちの手元にあるスマホは、僕とネグリジェの個人の物、そして沢木さんが用意してくれたそれぞれの異世界用の物だった。
シースルーの分はタブレットをもう一台用意してもらっただけで、スマホは用意していない。
シースルー自身が不要と判断した。
シースルーは合流した日に一度地球と非通知で連絡を取っている。
両親と所属事務所の2ヵ所に。
下手に地球からの連絡を受け取れる環境になってしまうと、所属事務所と契約をしている以上面倒なことになりかねない。
こちらから一方的に連絡ができるほうがいいということだった。
「ニク、お父さんがニクとも一緒に話をしたいって。依頼したいことがあるみたい」
スマホの着信に出たネグリジェが僕にそう告げた。




