リョウの散歩事情
タイトルからもうパロディです。ほんとにすみません。
今日は暇だし、家にいても仕方ないし散歩をしている。
いや、別にアウトドア派ではない。むしろインドア派だ。だが、家にいると妹が「おい、デュエルしろよ」とうるさいので散歩に出かけたのである。
そんな訳であてもなくブラブラと歩いていると、見知った顔を見つけた。
「ん?あれ、浅葱か?」
俺がたまに行くゲームセンターで浅葱が何かしている…あれは…シューティングゲーム?
面白そうなので中に入って声をかけてみることにした
「おーい、浅葱~」
「ん?あれ?涼?」
こっちに気づいたようだ。
「おう、何してんの?」
「ああ、ちょっと暇つぶしをね~」
浅葱がさっきまでやっていたゲームの筐体の画面には「49連勝中!」と出ている。
「ああ、また対戦しまくって景品もらおうとしてたのか。」
このゲームセンターでは、ゲームで対戦して50連勝すると景品がもらえる仕組みなのである。100連勝すると凄いことが起きるそうだが、あくまで噂だ。
「何なら涼もやってく?」
「…それは俺に生贄になれと言っているのか?」
「んーまあそんな感じね。」
「そーなのかー」
「で?やるの?やらないの?」
「・・・やる」
浅葱は某博麗の巫女。俺は某普通の魔法使いを選択し、ゲームを開始したのだが、やっぱり浅葱に勝てるはずもなく、あっさりと負けた。
「じゃーなー」
「うん、また今度ー」
あっさりした会話で別れる。浅葱は景品を取りに。俺は散歩の続きへと戻った。
時計を見ると…午後六時。そろそろ時間的に帰らないと妹が「おなかへった~」ってうるさいので帰ることにした。
家に帰ると……夏川鈴音が家のソファーで寝ていた。
続くっ!