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にじいろっ!  作者: 風鈴
プロローグ
5/12

思わぬ出費

少し時は過ぎ・・・



帰り道、俺は妹と家へ向かって歩いていた。

いつもならスーパーに寄り道していくのだが、夕飯の材料は家にあるので今日は行かなかった。

その分、少しのんびり歩いている。


「あ、お兄ちゃん、あんなところに自販機なんてあったんだねー」

「ん?あ、ホントだ。そりゃ気づかないな。」

妹が自動販売機を見つけた。それはあまり行かない公園の隅のほうに静かに佇んでいた・・・

「のど乾いたな・・・なんか買おう。夕歌もいるか?」

「アタシはいいよ。のど乾いてないし。」


というわけで、自販機の前へ歩く。

そして、あの黒い炭酸飲料分の金額を財布から取り出すと、お金の投入口の中へ。たちまちランプがつき・・・あれ?つかない。ボタンを押してみるが何も出てこない。レバーを引いてみるがお金すら戻ってこない。・・・故障か?

ふと横のほうを見ると、看板がある。そこには、こう書かれていた・・・


「これは、この町で一番最初に設置された自動販売機のオブジェです。

元々あった自販機が撤去されたため、代わりにオブジェを置きました。

間違えてもお金を入れないでください、ただのオブジェなので戻ってきません。」


・・・えっ?


「・・・(´・ω・`)」

「・・・お兄ちゃん、お金貸してあげるから、この先の自販機で買おう?」

「・・・・・・うん。」


その後、無事に買えました。



結局、あのオブジェは何だったんだろうか…?

もしかしなくても:不幸体質

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