べっ、別に一目惚れで両想いとかそんなんじゃないんだからねっ///
タイトルはノリで考えました。大きな意味はないです
掲示板の前にいたのは一人の美少女だった。
うちの学校は学年によって靴の色が違う。
一年は赤、二年は青、三年は黄色だ。この娘は赤。つまり一年生なのだろう。
…この娘!
か…かあいい(///)
これが一目惚れってやつなのか…?
ほんとに可愛い!それはもう、世界一!
もう…自分が女子ならためらわず抱き付いているレベルだ
まあ…男がやったらキモイだけだろうが。
あー絶対に今俺の顔赤い。
そんなレベルで可愛いのだ。
すると向こうもこちらの視線に気づいたのかこちらを見る・・・が、顔を赤らめると目を逸らした
え?俺ってそんなにブサイク?
「あ、お兄ちゃんがブサイクでごめんね。」
妹よ、そこはフォローするところだぞ(泣)
「あ、いえ、そんなにブサイクとかそんなんじゃなくて、むしろ…(///)」
顔を赤らめながら妹の言葉を否定する。
「えっと、君さ、もしよかったら俺たちの部活に入らない?二次部っていうんだけど…」
「あ、私もそれに入ろうかなーって思っていたんです。」
なんという偶然。
「でも、二次部って何するとこなんですか?」
「……実は俺もよく分からないんだ。」
「ええっ!?」
「少し前に前部長に『お前次部長な?』って無理矢理押し付けられたからなぁ…」
「どんな人ですかそれ!?」
「良い先輩だったよ。『二次元が好きなやつを部に入れまくれ。拉致ってでも!』って俺に熱心に語ってくれた。」
「それ普通に危険人物ですよね?」
本人には悪いが俺もそう思う。
「さて、もう一人はどうするかな…?」
「どういうことですか?」
首を軽く傾げながら聞いてくる。そろそろ鼻血出そうだ
「いやー困ったことに、君でメンバー3人目なんだよね。ほら、うちの学校って部活動は4人からだからさ。」
「へえ、そうなんですか。」
「一応候補はいるんだよな…」
「私が勧誘してきましょうか?」
「ありがたいけど…新人に任せていいのか?」
「じゃあ、アタシが手伝うよ。お兄ちゃん締め切り近いでしょ?」
「ああ、助かるよ。明日は頼んだよ夕歌、えっと…」
あ、そういや名前聞いてなかった。
「あ、私、 夏川鈴音っていいます。」
「俺は小鳥遊涼。よろしく、夏川。」
「アタシは夕歌。ねえ、もしかして、アタシ達クラスメイトじゃない?1-Aだけど」
「あ、じゃあクラスメイトだね、道理で何処かで見た事があると思ったと、よろしくね、夕歌ちゃん!」
「じゃあ、今日はもう時間ないから、また明日部室に来てくれ。」
「わかりました。じゃあ、また明日。」
そして、俺達は帰路についた…