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Run1:東京都杉並区〜山梨県富士吉田市-ゲームスタート-

塩沢少年に過酷なランゲームが今、課せられた…

「…まず、都内から半日で出てくれ。」

変声機を使って喋っているが明らかに口調からして男だ。男は早速、俺に命令してきた。

クソッ!インターハイどころの騒ぎではない、これは俺の大切な人達の命が掛っているのだ…マジでやんねぇと…。

「で、どっち方面に行けば良いんですか?」

「そうだな…甲信越方面に向かえ!山梨県に着いたら連絡する。それじゃ。」

クッ、地理は苦手なんだよな…山梨か…そうだ甲州街道か!

俺は一旦、家に帰り身支度をした。両親は丁度、会社の出張などで長く帰ってきてないので変に心配される必要は無い。最も今、心配してるのは俺だが…

話が逸れた。俺は家から学校のある高井戸に行き、そこから調布に出て八王子に向かった。


途中、八王子までは楽勝だった…が、しかしアクシデントが発生した。なんと、高尾〜上野原間が昨日の豪雨で土砂崩れが発生して国道が通行不可能と電光掲示板で流れていた。

マジかよ…どうすれば良いんだ?!僕は焦った。落ち着いて考えてみる…そうだ周りの人に聞けば良いのか。

僕は道行く人に他に山梨県へ向かう道を聞き、すぐさま八王子から横浜線沿いを走り、神奈川県の橋本駅から西に進み、山梨県道志村から上野原市に向かった。スッゴい遠回りした…疲れがたまる…。


山梨県に入って走っていると、突然着信したのですぐさま電話に出た。

「良く頑張ったな。だがしかし、ゲームは始まったばかりだ。油断してるとどうなるか…解るよな。

次は…大月・都留を経て、富士急ハイランドのある富士吉田市に向かえ。そうだな…、半日あれば着くだろう。お、あとお前に朗報だ。走っている途中は所々で休憩を入れて良い。さすがに厳しいからな。頑張っている褒美だ。しかし公共の交通手段は使うな、使った瞬間、どうなるか…解るよな。

フン、精々頑張るんだな!」

電話は、またも切られた。大月?何処だそりゃ?とにかく地図が無ければ走れないので近くの百円ショップで地図を購入してから走り始めた。

地図を見ながら数時間掛けて、四方津(しおつ)梁川(やながわ)、鳥沢駅を過ぎて、到頭僕は大月市に入った。

日本三橋の一つ、猿橋を通り過ぎ、大月の中心街から富士急行に沿って走った。都留市に割と早く入れたので安心し、少し陰で休憩を入れた後、また走り出し苦しかった三ツ峠を越えて僕はようやく富士吉田市に入った。


入ってすぐ、僕は道の路肩に身体を置いて休んでいると、また着信が…。クソッ!

「…もしもし…。」

「よく頑張ってんな、褒めてやるよ。」

「…次の…場所…教えろ…」

「まぁ、そう焦るな。明日の正午までで良い、河口湖を経由して山梨市に行け。」

切られた…僕は急いで地図を見る。山梨市ってまた逆戻りの方向じゃねぇか!クソッ!

ここで僕が反抗してしまったら…、また被害者が出てしまう。抑えよう…抑えよう…


僕は充分に休みを採り、また走り出した…

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