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二百文字のカタストロフ

の、味方。(二百字小説)

作者: みくも

「助けて!」

 放課後の教室に飛び込んで来た美少女は、俺に言った。


「何で?」

 三秒間の沈黙の後、冷静に言う。

 少女は驚いた様な顔だ。

「え、あの、助け」

「ない」

 帰ろうとすると、彼女は慌てて引き留める。

「お願いします先輩!」

「一年か。クラスと名前」

「……B組の藤井です」

「何で俺?」

「伝説ですから」

 俺は短く息を吐く。

 またか。

 俺は鞄からそっとノートを取り出す。

 人呼んで、定期試験完全攻略マニュアル。


「一科目千円だ」

Copyright(C) 2010 mikumo/1979. All rights reserved.


補足。

ヤツは恐らく全学年の対策ノートを持っている。


ご意見などございましたら、お聞かせ願います。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ひねりが有って楽しかった [一言] 200文字でここまで出来るかと思った
[一言] ただただ面白かったです。 短い文なのに、うまいと思います。ニヤリと笑ってしまいました。 この続き、読んでみたいです。
[一言] もしかしてクラスにまで対応している? 在学中にすでに伝説になれるってすごい。
2010/03/11 20:55 退会済み
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