表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
また来世で会いましょう  作者: あおいあお
第一章 七日間の旅編
23/172

プロローグ:少年



「なにこれ?」


 目の前の人物の胸辺りを見て、思わずそう呟く。

 いや、正確には目の前の人物。

 その燃える様に赤い髪と、同じく燃える様に赤い瞳。

 その人の『魂』を見て、である。


 ──いや、だって。これ、え……?


 ええぇぇー!? 

 おかしいでしょ! 何この魂!?



 六人とか、聞いたことない!!



「あ、あの」


「……はい!」


 と、彼に話しかけられ、ハッとなる。


「こ、ここは、どこなんですかね?」


「ああ、はい。ここは……まあ、ザックリ言うと、天界です」


 私の中で情報が処理しきれず、適当な説明で済ましてしまう。


「天国的な?」


「いえ、ここは──」


 さすがに不味かったか、最低限の情報だけ渡す。

 そして、再度彼の魂を見た。

 今度は睨む様に。

 何度見ても、やはり現実である。

 その現実とは。



 ──彼、天徒 預咲さんの魂には、六人の神々による『祝福』が掛けられていた……



 それを見て、内心溜め息つく。

 六人に祝福を掛けられてる故か、その魂はとても神聖で眩い程の光を放っていた。

 この魂の事を知られたら、まず間違いなく、面倒な事になる。


 天国に送るのは論外。

 天使や神々に彼の魂が見られるのもダメだ。

 絶対に、余計な勘繰りをされてしまう。


 どうしよう?

 それもそうだが、六人から祝福など聞いた事ない。

 それも、魂に直接……


 彼に関して分かる事は本当に少ない。

 不手際か、はたまた意図的なのか、この人の死因すら分からない。

 でももし、分かる事があるとしたら──


 それは、とても暫定的なもので、不確実な事。

 しかし、それでも言うとしたら。



 ──この人は、『前世』で何かをした……!



 私はこの時、未だ見ぬその過去に、ただ延々と厭う事しかできなかった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ