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ヒーローロード・リメイク  作者: MrR
ブラックスカル編
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第25話「最後の決戦」

 Side 天野 猛


 =深夜・学園島=


 トレーラーに乗り込み、春歌たちと一緒にどうにか強行突破して学園に戻る。


 学園ままだ無事のようだが予断を許さない状況だ。


 出島の方は今も戦闘が続いている。


 流石に危険だと感じたのか自衛隊や警察も出動したのがせめてもの救いだった。


 それでもジーニアス司令達を不安に思ってしまう。


 その時だった。


『うん。大変な事になったね』


「その声は――歯車 キョウマ」

 

 突然歯車 キョウマから連絡が入って来た。


『セントラルタワーを目指すんだ。そこが決戦の舞台になる。うん』


「どうして?」


 セントラルタワーとは天照学園の中央に位置する巨大なタワーだ。

 そこが決戦の舞台になるとはどう言うことだろうか。


『ブラックスカルの計画は学園にばら撒いたデザイアメダルを一斉に怪人化させて、学園を手中に収めると言う計画なんだけどね。うん。デザイアメダルを怪人化させるにはある信号を送らないといけないんだよね。うん』


「そのセントラルタワーに設置するの?」


『と言うよりそこぐらいしか最適な場所がないんだよね。うん。他の候補もあるにはあるんだけど学園全体にばら撒いたデザイアメダルを一斉に怪人化させるにはそこがもっとも最適なんだよ。うん』


「……どうして教えてくれたの?」


『ブラックスカルの一人勝ちは各勢力ともに望んじゃいないからね。それだけの話なんだよ。うん』


「それでも言わせて。ありがとう」


『どういたしましてだよ。やはり君はヒーローの器だよ。うん』


 そして連絡が切れた。


 猛は急いでセントラルタワーに行くように指示を出した。




 =セントラルタワー周辺=


 セントラルタワー周辺には既にデザイアメダルの怪人が発生していた。


「こいつらを突破しないとダメみたいね」


 揚羽 舞が言う。


「そうみたいですね」


 舞の横に立つ春歌。


「相手をしている時間はない、一気に蹴散らすよ」


 猛が先頭に立つ。


「「「変身!!」」」


 3人は変身した。

 


 そこから周囲で大乱戦がはじまった。

 次々とデザイアメダルの怪人を蹴散らしていく。

 

 春歌が胸部中央の球体の出っ張りからハートブラスターを発射し、撃ち漏らした敵を左腰のホルスターからハートデリンジャーを引き抜き撃ち倒す。


 セイントフェアリーは胸のリボンから新体操の長い紐の方のリボンに変えて踊る様に次々と敵を薙ぎ払う。

 時にはリボンを剣に変えて斬り倒し、電機や竜巻を発生させたり、蹴り倒し、殴り飛ばして蹴散らしていく。


 レヴァイザーも負けてはいない。

 サイクロンフォームになり、手に持った銃からサイクロンシューターの暴風で一気に敵を薙ぎ払っていく。

 

 とにかくまだボスのブラックスカルが控えている。

 出来れば温存したいところだ――


『こいつらか、我々の計画を邪魔する者は』


『何者であろうと排除する』


 そして二体のデザイアメダルの怪人が現れた。


『気をつけて!! その2体は人間に寄生しているタイプのデザイアメダルよ!! エネルギー反応もこれまでの連中と違う!!』


 トレーラーからジーニアス司令の代わりに代理に指揮をとっている姫路 凜から警告が飛ぶ。


 銀色の異形の怪人。

 青色の右腕が銃になっている怪人だった。


「この2体は任せて。猛、貴方が先に行きなさい――」


 舞が指示を出す。


「分かりました。気を付けて――」


「私もすぐに倒して追いかけます」


 そして猛は駆け出した。

 それに合わせて二体の怪人の足止めのために舞と春歌が攻撃を仕掛ける。

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