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キハの『エッセイ』

暑くなって思うこと 過去は今だからこそ「楽しかった」と言える

作者: キハ

春は出会いと別れ 怒涛なイメージ

夏はセミの鳴き声日が長い 明るいイメージ

秋はこれから冬だ のんびりとしんみりなイメージ

冬は日も短くて寒い なんだか暗いイメージ


それぞれの季節にはいいものだってあるけれど、私にはこういうイメージです。


さて、少し暑くなってきましたね。

夏には入ってないのでしょうか?

ですけど夏を連想させられる暑さです。

これから夏が来て暑くなっていくのかよ、と少し憂鬱です。


夏は暑くてしにそーになります。

そしてなによりベッタリとする汗がだいっきらいです。

つーと垂れてくる不快感。

ビッショリなシャツ。

暑いのも嫌だけど汗はもっと嫌。


だから夏が来たら私は「夏が来るのか……嫌だな」と言います。

夏にだっていいことはあるけど嫌いなのです。

けれど、夏はセミの鳴き声が鳴り響き、日が長い分、明るいイメージが少なくとも私の中ではあります。


だから、夏が来たら嫌なのに、冬になって暗い感じになっていくと夏の明るさが恋しくなってくるのです。


気候的には冬が好きです。

だけど夏の明るさも忘れられません。

だから夏が好きなのかもしれません。


これから夏に入ってくる中で暑さは嫌いです。

汗の覚悟をしています。

だけどようやく明るい感じになると思い嬉しいです。

ですがいざ来ると暑くて暑くて夏を恨みます。

夏を嫌いになります。


けれど冬が来るとまた恋しくなるのです。

おかしいでしょ?


何だってそうかもしれません。


少なくとも私には……。


過ぎ去った過去を恨めしく戻りたいと思う。

失ってから気づいたり。

今起きてることだって一年経てば戻りたいと思うのでしょう。

過去にずっと戻りたいと願いながらも泣きながらも前をなんとか向いている変な少女です。


今起きてることは夢中になりすぎていちいち楽しいなんて思わないでしょう?

楽しいって思うのは今が終わった後の感想で「楽しかった」って過去形になるでしょう?


だから私は過去を振り返っては過去形を使い、過去に恋しくなるのです。


季節は戻ってきます。回ってきます。

だけど、過去は回ってこない。

だからこそ今に精一杯になってください。

けれど私はそういつも言い聞かせてるのに過去を恋しく思ってしまうのです。


日記に綴った過去の出来事思い返してはため息をつくのです。


過去というのは恐ろしいのです。

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― 新着の感想 ―
[一言] 過去というのは尖った記憶が磨耗し、磨かれて滑らかになったもの。 思い出という名前に変わっていったもののように感じています。 窓から、室内から覗く外の景色のような感じ、そんな様子でしょうか?…
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