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マーセナリープリンセス  作者: 黒ヌイ
転生:幼少期編
3/20

襲撃

 夢を見ている。私は僕で、僕は至って平凡な生活を送っている。


 体に走る強烈な痛み。

僕はその痛みに悶絶して地面を転げまわった。

 「おい、一発もらっただけで情けないな、おい!」

 「基礎体力が足りてないんじゃい、お前少し走ってこい!」


 ……結局数か月で僕はボクシングをやめた。

他にも空手や柔道、合気道など様々な格闘技を学んだが

ずっと継続できたものはなかった。


 確かにあったはずの、遠い遠い彼方の記憶……




 部屋には母と私だけが残された。

呆然とする私と母だが、自体は刻々と動き始めている。


気がつけば暗闇しか無かった部屋、しかし窓から赤い明かりが差し込んでいたのだ。

恐らく光の感じからして相当遠方からの光。

母は素早く窓の方を確認しにいった。 私もソレに合わせて外を覗き見る。

赤い光は炎が燃え上がっているものだということが見て取れた。

しかも燃えてるのは同時に多数の場所が、燃えているが見て取れた。


 母は意を決した表情に切り替わった。

急にテーブルの下の床に潜り込んで行くかと思えば、両手を床に突き出した。

母が突き出してすぐ、そこには今まで見たことがなかった部屋の床が

全部光るほどの魔法陣が現れ光り始め……そこには大きな扉が現れた。

そして扉を開けると下には更に通路があるのが見て取れた。


 「ルージュ、こっちにきて! この部屋の中でお父さんが帰ってくるのを待つわ」

 そういわれると私は言葉とは反し、母親に強く抱きしめられるかの用に掴まれ

そのまま押し込まれるかのように私はその扉の中に放り込まれた。


 その後、がちゃんという音とともに扉は締まり、瞬間、奥深くまでらせん状に深くまで続く

階段を照らす光が灯った。私と母は一緒にその階段を下りていくと

再びなにもない部屋に辿り着く。


 母は再び両手を床につけると、再び文様が表れて、今度はかなりの厚みがある扉が表れた。

今度は開き扉ではなく引き戸らしい。母が力いっぱいそれを引くと中にはテーブルとベッド

がおいてあり、テーブルの上にはランプの代わりにテーブル自体が発光していた。

窓こそないが暫くは籠ることができる部屋になっていた。


 「まるで秘密基地みたい」

 素直な感想が出た。母はまだ少しこわばりつつも、今できる精いっぱいの笑顔で

私の顔を見つめ、私の頭をなでてくれた。

 「私たち、これからどうするの?」

 しかし、母は私を抱きしめたまま、何も言わなかった。

私の記憶外の経験が言っている。おそらくこれは危機的状況、それも救いがたいほどの。

そして、そう時間が経たずに、頭上の扉に激しい爆音が鳴り響くのが聞こえるようになった。

私は私のしたことの重大さがここに来て実感となって感じていた。

とても悪いことをした気持ちになり、私の頬には自然と涙が伝っていた。


 そんな私をまた抱きしめて、頭をなでながら母は言った。


 「ルージュ、しばらくそこのベットに入って隠れていなさい。決して出てきてはいけませんよ」


 そういわれると私はおとなしくベットの中に入り込み、様子を観察していた。

少女相応しい悲しみの感情とは別に私は別の何者かに脳を操作されてるかのように

状況を観察、判断していた。

 おそらく敵側の目的は私および私の両親の殺害か捕獲のどちらかだろう。

当然、最悪のケースを想定し、殺害であると私は判断し、いざというときに備えることにした。

とはいっても私はただの少女で、何をすることもできない。

今、私ができることは何かを考えた。部屋には自衛のための童具は何もない。

本当に立て籠もることのみを考えてあるのだろう。

その事は恐らく父単独で事を処理できるか、あるいはなにかのものに頼ったところで

自体の打開には何ら貢献しないとの判断だと思われる。

しかし母の焦り具合から、後者である可能性が高いと感じる。


 当たりに使えるものがない、ならばどうするべきか。

答えは父の教えてくれた魔法だ。詠唱と刻印は無理。となれば思念魔法を使うしかない。

しかし、父曰く、思念魔法は体内のエネルギーによる依存度が極めて高いとのことだ。

問題はソレをどのように使うかだ。まだ現状が把握できておらず、どうすればいいのか判断難しい。




 激しい爆音が炸裂するのが聞こえる。

おそらく今の爆発は反響音からして、一枚目の扉を破壊しただろうと思われる。

1枚目が破壊されるのだ。2枚目も破壊されるのが道理だろう。


 そして複数人の駆け足がこちらの扉に駆け寄ってきており、扉のすぐ近くまで来たのが分かった。

足音の数からして敵の数はおそらく3人以上はいるだろう。

上から呼びかける声が聞こえた。

「エルメリア様、どうかこれ以上抵抗されるのはおやめください。我々としても

 このようなことは致したくありません」

……あの口ぶりだと殺害される可能性はかなり低そうだな。などと考えていた。

しかし母親の必至さを見るに、殺されなくとも、殺される以上にひどい扱いを受ける可能性がある。

そういう必死さが母の表情から見て取れた。

 母は返答に応じず、扉に両手を当てた。扉に細かい文様が浮かび上がる。

特に詠唱はしていないが凄まじい光を放っている。恐らく防衛のみに用途が特化されているため

詠唱が必要なく、魔力供給だけで事が足りるのだろう。しかしあの光り方は私が生成した

光をも遥かに上回るほどの輝きであり、直視するのは困難なレベルだ。

 それから再び扉1枚上で起こっていた爆音がすぐ直上で起こるようになった。

凄まじい振動と爆音だが、少なくとも上の壁はびくともしていないようだ。

相変わらず目が潰れるかと言わんほどの光を発している。

数分程度か、暴力的な爆音と、振動が停止した。

有効な手段ではないと判断したのだろう。しかしこれでおとなしく引き下がってくれるのだろうか。


 その答えはすぐにわかった。母がかざしていた扉の文様の輝きが急激に光を失い始めた。

そしてびっしりと刻印されていた文字が少しずつではあるが消失し始めたのだ。

どうやら相手は破壊による強行突破は不可能と考え、防御を無力化する方法を選んだようだ。

内側からその刻印の輝きを見ている私からは、突破されてしまうのではないかと危機感を感じた。


 それでも母は懸命に両手をかざし続けていた。そして母が詠唱を開始した。

 「封印をつかさどる神よ、それを侵犯することを許すことなかれ。

  歴史をつかさどる神よ、それを汚すことを許すことなかれ。

  審判をつかさどる神よ、その中立を守りたまえ」

 母が詠唱を開始した途端、最初に放っていた輝きを取り戻し、消失していた刻印が完全に

復活したのだった。おそらく文言から無力化することを防ぐ魔術であるのだろう。

それにしても凄まじい輝き方だ。誰がやってもそうなるものなのだろうか。

 そもそも私にはあまり両親が魔術を使っているところをほとんど知らないのだ。

なにせ今日かまどに書かれた魔法陣を見て初めて知ったぐらいなのだから。

最も日常的に気が付かないレベルで使用されていた可能性があるが

それは今になってはおおきな問題ではない。

今は直近で起こっている自体をどうにかしなければ。


一方で外側では人数が徐々に増えているのか、足音が増えてる気がした。

多数の声が聞こえる。叫び声ではなく、なにかの文言を並べている。

おそらく詠唱を行っているのだろう。

その一方で母の詠唱は先ほどの3言をひたすら繰り返しているだけだったが

まったく輝きは衰えることはなく、強く輝き続けている。

私にはそれが、母がすごいのか、それとも刻印されている魔法陣がすごいのか

はたまたその両方なのか、理解することはできなかったが

扉の上の詠唱する言葉の数、声量からして

もはや両手で数える以上の人数が集まっていることが察せられた。

 それをたった一人でこちらは支えているのである。どちらかが優れているのは明白であろう。

しかしそんな母の優位が長く続くことはなかった。

多勢に無勢。相手は一人一人が力負けしていても、人数が圧倒的に多いのだ。

3分、いや5分ぐらいだろうか。母の額からは汗が流れ出ており

母の体の周囲には何か不思議な輝きが周囲を照らしていた。

それでも強い光と刻印は維持されている。


 私はこの状況を非常にまずいと捉えていた。

何故だろう、一見すると状況はこちらに有利に見える。しかし私の中の知識が

『これはショウモウセンになる。いずれこっちの防御は突破される』と

訴えかけていたのだ。


 「お母さん、大丈夫?」


 私は不意に問いかけていた。

すると母はいったん詠唱を解いて、私のを方をみると笑顔で答えた。


 「大丈夫よ。お母さん、がんばるからね、ルージュは安心してて」


 そんな安心させるための母の顔をみて私はすべてを理解した。

これは時間稼ぎであり、もうそう長くはもたないということを。

母の顔はすさまじい量の汗が流れており、だというにも関わらず

顔色は元々肌色が白い、美しい色合いだったが、今は白ではなく青い。

明らかに無理をしていることが明白であった。

それでも母は賢明に私に笑顔を向けるのであった。

あまりにも辛そうな笑顔に私は胸が張り裂けそうな感情に包まれた。


 これは待ちに徹していたらいずれは我々の防御を突破される。

なぜか私の中の思考は、突破後の防衛策を練り始めていた。

周りに何か使えるものがないかと改めて眺めていたが

この部屋は本当に立てこもることだけを考えているらしく

またそのほとんどを扉の魔法陣に依存していることが

部屋の中に何もないことから示していた。


 隠れてやり過ごそうにも部屋にはベッドが1つとテーブルに椅子があるだけ。

あとは母のもってきた食料の入ったカバンのみ。

母はベッドに隠れていなさいとは言われたが、そんな物はめくられて終わりだ。


 何か抵抗できるものがないか……とふと考えたとき、父が教えてくれた思念魔法を思い出した。

思念魔法ならば私にも使う事ができる。というよりこれしかないと私は判断した。

なにもないなら生み出せばいいのだ。


 私はなぜか最初にイメージしたのは銃……という硬質な物質を射出する装置だったが

それを再現することはできなかった。手のひらには何かが形を成そうとして

母の周囲で飛散している不思議な輝きと同じものが手のひらから飛散していった。

おそらく私の実力不足と言霊の影響だろう。この世界に「銃」という概念がおそらく存在しない。

何故私が銃という概念を持っているかはわからないが、恐らくそういうことだと思う。

複雑だったり難しいものはダメだ……なら空気はどうだろうか。

空気ならだれでもわかっている。これを圧縮してみよう。


 手のひらに空気を凝縮するようにイメージする。

周囲に若干の風が舞い散るのが分かるが、旋回している程度で圧縮に到達できてない気がする。

イメージと言霊……まだ私には難しすぎるのだろうか。

言葉はもうあきらめた、これをぎゅっとして手に覆う程度のことはできないだろうか。

風を引き起こしていた手のひらをぎゅっと引き締めてみた。

瞬間、すさまじい風圧が手のひらから握りこぶしになった手の周りを荒れ狂い

空気が若干凝縮される感覚があるが、瞬間、圧縮に抗うかのように空気が爆ぜた!

 軽い空気の破裂音とともに空気は飛散し、手が破裂するのではないかと思うほどの激痛が走った。


 「っ!」


 しかしかろうじて声に出すのを耐えた。

今声に出せば母の心を乱し、消耗を激しくさせるだけだ。

実際に自分でやってみるといかに体の消耗が激しいかを感じる。すさまじい疲労感だ。

詠唱や刻印に頼っていない代償がとても大きいのだと痛感する。

 おそらくもう何回も使うのは無理だ。使えて数回。

今度は手のひらに向けて圧縮するのではなく、拳を握りしめた。

この状態で拳に風をまとわせ、前方向に全力で空気を圧縮して放出する。

自らの体力が無い分をこの思念魔法で補えば突破することも可能かもしれない。

……突破する、そうか。ならば逃走するときに脚部から放出すれば移動力の強化も

可能やもしれない。


 しかし試すだけの余裕はない。正直最初に試した段階だけでも凄まじい負荷がかかるのが分かった。

こんなものをもうすぐ20分近くにもなって維持し続けている母は

すさまじく膨大な魔法力を備えていると理解した。

もっとも大人になれば皆そのぐらいできるのかもしれないが、それはわからない。

重要なのは、恐らくここは突破されるのでそれをいかに打開するかだ。


しかし自体は残酷。上には恐らく10人以上の敵。

加えて先程からの魔法行使で疲弊しきった母。

恐らくこの作戦は母を救う事ができない。

私単体ですら抜けきる算段がつかない。

だが抗えるだけ抗うしかない。

知らない自分が抗えと頭に訴えかけてくるのだ。


私は、脳内で思念魔法を扱うイメージをひたすら頭に描き続けていた。


 その時だった。刻印の放つ光が急速に弱まり、再び緩やかだが刻印が消去されていくのが見えた。

母の魔法力が限界に到達したのか、それとも上の連中のごり押しによって均衡が崩れたのか。

しかし母の容態をみるに、母の摩耗が原因であることは明らかだった。

すでに詠唱は絶え絶えであり、何より顔色の悪さが尋常じゃない。

おそらくもう1分も持たないだろう。母はそんな非常につらい状態だろうに私に声をかけた。

 「ルージュ、もうここは突破されます。最後の抵抗ですが、どこかに隠れてください」

 そういうと母は両手をおろし、しゃがみ込み、詠唱も停止してしまった。

母を守らなければ。心がそう言っているのに思考は別のことを考えていた。

『隠れる』……これはいい手かもしれない。

すぐさま私はなんとか母の手を引きずって部屋の角にどうした。

母は手を引かれるままについてきてくれた。体には全く力が入らない状態だろうが

何とか歩いてついてきてくれた。こんなちっぽけな子供の

一体何を考えてるかすらよくわからない手引きに。

ただそれは母の信頼なのか、それとももはや母には考えるだけの力もないのか

それを考えることすら余裕はなかった。


 「ルージュ……どうしたの?」

 「お母さん、ちょっとだけ私頑張ってみるよ」

 そういうと私は母と一緒に部屋の隅に立ち

部屋の角に不自然ながらも石で出来た壁を生成した。

このぐらいなら簡単に作れると思った。しかしその思い込みは甘かった。

数㎝の厚みもない岩壁を生成しただけで、意識が遠のくかと思うほどのめまいがした。

不格好な壁で、ひと目見たら看過されるほどだが、私達の姿を隠す役目は十分果たしている。

しかしそれを見た母は私のほうを見て驚いているようだ。

 「ルージュ……貴方は非常に魔法の才能に恵まれてしまったようね……残念だわ」

 母は笑顔を絶やさず、しかし悲しげに言った。しかし残念とはどういう意味はわからなかった。

ただ、私の頭の中にある記憶が言い続けている。


 『諦めるな』


 もちろん諦める気などない。この壁を作り出したのは隠れるためではない。

むしろ露骨な偽装をすることで敵を誘導することにある。

おそらく敵はこの露骨に部屋と違う色合いの壁を見て、すぐにここに潜んでいることを察知するだろう。

平たく言えばそこを崩して捕獲しに来たところに逆襲して、逃げるという算段だ。


 母はもう何か体を動かすことすら苦しそうであったが、頑張って動いてもらうしかない。

動けなくなったとき、それは死ぬ時なのだと、頭の知識が訴えかけてくる。


 そして案の定、扉は破壊されることすらなく、静かに丁寧なまでに普通に開けられたようだ。

それは複数の足音が室内に響き渡ることでわかった。反射的に私は敵の数を足音から数えた。

上にまだ人数がいるかもしれないが、少なくともこの狭い部屋に5人も入ってきたようだ。


 ガチャガチャと擦れる金属音がした。やはりこの世界にも金属を主体とした物質は存在したか。

となるとおそらく入ってきた連中は鎧などで身を守っている

加えて金属製の武器を装備している可能性も高いだろう。

早速二人ほどの足音がこちらの壁に向かってきている。

おそらく、このあとは時間を置けば、人数を集めて一気に攻めてくるだろう。今しかない!


 私は握りこぶしに風をまとわせ、壁をできるだけ派手に破壊して飛び出た!


 「おっりゃああああああああああ!」


 壁を破壊した時点で状況を可能な限り瞬時に把握する。予想通り、金属製の鎧を装備した兵士が

5名、うち2名がこの壁を観察しており、武器は手にしているが構えてなかった。チャンスだ。


 壁を破壊したときには極力拳に込める意志の力を小さくした。

予想通り、強く念じるほどに力は比例して捻出されるようだ。それでも頭に靄がかかるように

負荷がかかったが、私は自身の精神力でそれを凌駕するのだと心に言い聞かせた。

ここで耐えなければ次はないのだから。


間髪入れずに次の一撃は相手兵士の金属でおおわれていない顔面に向かって

今度は拳に空気をかき集め、全力で放出しながら殴りつけた!


 殴りつけた兵士はただ拳で殴っただけではあり得ないほど

宙を舞って反対側の壁にたたきつけられるほど吹き飛んだ!

 

「ぐぁっ!」

「ぎゃああああああ!」


 これは想定以上の威力だ。

しかし、吹き飛ばした相手以上の激痛だったのだろうか、私は右手のあまりの激痛に叫び

同時に自身の意識も混濁するほどのめまいを感じた。吐き気も感じる。

だがここで止まるわけにはいかない、むしろここからだ。

続けざまにもう一人の呆けている兵士に殴りかかろうとしたとき……


ドッ!!


鳩尾に凄まじい力を受けるのを感じた。


 魔法の行使と被弾によって私の意識はもう刈り取られる寸前であった。

またか……またダメなのか……またとは何だろうか?

私の意識は朦朧としている。


 「ルージュ……! しっかりして…… きゃぁ?!」


 何が起きてるかはわからない、もう目の前が見えない。

だが叫び声から母の身に何かが起きたことは明らかだ。

どうする……どうすれば……

と考えてるところに更に顔面に激しい痛みを感じた。焼けるようだ。


 「このクソガキがぁ!」


更に腹部など、あちこちに痛みを感じる……殴られている……殴られている……


 「おいやめろ、本当に死んじまうぞ!」

 「うるせえ、俺のほうが死ぬ所だったんd……


 私の抵抗は虚しく、ここで記憶は途絶えた。

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