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とある半島のデフォルト

作者: 男爵芋

これは少し未来の物語。

とある半島南部の国で通貨危機が起こりましたが国際通貨基金以外には支援して貰えずデフォルトになりました。

それは経済政策や外交政策など色々な失敗が重なった結果でした。

しかし、デフォルトして終わりではありません。

とある半島南部の国は資源が無い上に極めて貿易依存度の高い最近豊かになった貿易立国だったのです。

富の蓄積や資源の備蓄も少なく貿易が滞れば直ぐに経済は維持出来なくなります。

困ったとある半島南部の国は歴史的経緯で隣の島国に特別永住資格で住む同胞を回収する事に決め、「強制連行された我が国の国民が未だに返還もされていない」と隣の島国に難癖を付けました。

怒った隣の島国は特別永住資格を取り消しました。

そして、とある半島南部の国は隣の島国に帰化してる人達も返還を求めましたが、これは揉めました。

しかし、隣の島国に帰化した人達もとある半島南部の国に戻る事になりました。

決め手は「強制連行」でした。

隣の島国で有事の際に帰化した人達を動員したら、また「強制連行」と難癖を付けられる可能性があるからです。


とある半島南部の国は隣の島国に住む同胞を回収しましたが、外貨の入手は金持ちを中心に多数が第三国に逃げたので予想を下回りました。

隣の島国に留まっていた人達は戦前から住み続けていた中で敗戦後にとある半島に戻らなかった人達や独立後の恐怖政治や内戦から逃れて来た人達で動員された人達は殆んど帰国積みでいず、多くは被差別民出身だったのです。

愛国心も低く経済危機の祖国には戻りたく無かったようです。

通貨安と予想より少なくても外貨の入手は一時的に経済が回復したとある半島南部の国ですが、通貨スワップを結んでいた同じ大陸の隣の大国はとある半島南部の国に足を引っ張られて通貨危機になっており、隣の島国とは同胞を回収する時に難癖を付けたので更に関係悪化して貿易にも影響が出て再び失速した。


その頃、とある半島北部の国で変な刈上げ頭が笑っていた。

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