初対面?
今回はちょっと長くなりそうでしたので、
キリがよさそうなところまでにさせていただきました。
実は今日、兄の友人の大和くんが家に遊びに来る。まあ正確に言うと大和くんママが外せないお仕事で帰りが遅くなるうえ、パパさんは出張。お手伝いさんはご実家の用事でお休みとかで大和くんが家で独りぼっちになってしまうから心配だ、という話を聞いた母がもし良ければ家で預かりましょうか?という流れになり、なんだったら金曜日だし、お仕事が終わる時間が遅いようなら我が家にお泊りしちゃっても大丈夫!と言ったことから大和くんが我が家に来ることになった。
兄は大和くんが我が家に遊びに来ると決まってからずっとソワソワしている。普通に遊びに来るのではなく、お泊りもすることになったからだろう。うん、相変わらず可愛いやつめ!このこのっ!確かに初めてのお泊りってワクワクするよねー、わかるよ。私も親友ができたらお泊り会とかしたいなー。ってまず友達をつくるところから始めないとね!…ってあれ、なんか急に目から汗が…。これ以上余計なこと考えるともっとしょっぱい気持ちになりそうだから考えるのやめよう…。
それより、大和くんだよ!私まだ大和くんの姿を見たことないんだよね!妹としては兄の友人をこの目で確かめておく必要があるよね!え、そんな必要はない?本人たちの自由?そんなバナナ!!…はい、ごめんなさい。…違うんだよ、こういうこと考えてないと私の友人関係についてまた考えちゃって深い闇が生まれそうになっちゃうからさぁ。…ぐすっ。…はい。ウザイっすね、やめます。
悪ふざけもここまでとして…それで、大和くんなんだが学校が終わったらそのまま兄と一緒に我が家に来ることになっている。着替えは先週のサッカークラブの練習のときに大和くんママからお預かりしているので準備もバッチリ!大和くんは土曜日のお昼過ぎくらいになったら大和くんママがお迎えに来てくれる予定なのでそれまでは我が家で楽しく過ごしてもらえたらいいなと思っている。
兄たちが帰ってくるまで時間があるため、母は大和くん歓迎の意味も込めていつもよりちょっと豪華なおやつ作りに精を出していた。あ、ちなみに母はお菓子作りが趣味だったりする。いやぁ、女子力高い趣味で感心しちゃうわ。前世の私なんて漫画とアニメとゲームが趣味だったからな~。この母の元で少しでも女子力身につけられたらいいよね~。お菓子作りが趣味です!とか言ってみたいわ。
母はおやつにショートケーキを用意していた。うん、すっごく美味しそうな匂いがしてる。食べたいけどおやつの時間まで我慢しなくちゃね!え?まだ完全に離乳食終わってないから食べられないんじゃないかって?ノンノン!私は現在3歳!ケーキなど余裕で食べられるレディーになったのよ!いつの間にって思うでしょ?時間が経つのって意外に早いもんよ…ふっ。おやつの時間までまだ時間があるし、ちょっと昼寝でもして時間がくるのを待つとするか…ふぁあ~。
4時頃になると兄が大和くんを連れて帰ってきた。
「ただいまー!大和、遠慮してないで入れよ。」
「ああ。お邪魔します。」
「太陽くんおかえり。大和くんいらっしゃい。さあ上がって上がって、おやつ用意してあるわよ」
「ありがとうございます。」
「いやね~、もっと軽い感じで大丈夫よ?」
「え、あの…はい。」
「母さん、大和を困らせんなよな。それより早くリビングでおやつ食おうぜ!大和、こっち。」
兄に誘導されて大和くんはリビングへとやってきた。ちなみに私はリビングからこっそり聞き耳を立てていた。というよりもついさっきまで昼寝をしていたせいで出迎えに出遅れただけなんだけどね。
兄と大和くんはリビングにランドセルなどの荷物を置くと手を洗いに洗面台へと消えていった。そのときにチラッと見えた大和くんの姿に私は首をかしげた。
ん~?デジャブ?なんかどっかで見たことあるような気がするなぁ。でも大和くんに会うのは今日が初めてなはずだし気のせいか?チラッと見ただけだし誰かと間違えただけか…まあ後でじっくり顔見たら気のせいってなるかもだし、いっか!それよりも私もおやつ食べよっと~。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回、個人的な都合で雫を3歳まで成長させていただきました。
3歳になるまでの過程はご要望などがあれば
番外編のようにして書かせていただこうと考えております。