設定集 人物・その他編
【ルクレツィア・ボルジア】
愛称は、ルクレツィアの最初の二音節に「y」をつけて「Lucy」。二十四歳。史実では、ロドリゴ・ボルジアが教皇としての謀略を巡らすための政略結婚を繰り返す人。近親相姦の疑いがある。本作では政治や経済にそこそこ有能な人物としてフランスに派遣された。クリスのことが好きなのに女王だからとか身分だからとか勝手に理由づけして、気持ちを抑え込む。クリスの気持ちにも気付いているくせに!
【クライス・イルスタント】
愛称は、クライスの音節を一つ省略してクリス。二十四歳。オリキャラ。補佐係として有能。魔法戦闘も軍人レベルにできる人。ちなみにこう見えてちょうドS。ルーシーのことが好きなのに相手が素直になってくれないとか、どうせ良い返事を貰えないからとかで意地悪する人。ルーシーの気持ちにも気付いているくせに!
この二人は、めちゃくちゃ面倒くさいカップルですが、一度引っ付くと墓場までイチャラブしながら結婚ライフを満喫しそうな人達。革命後のルーシーは、国内が落ち着くまで女王をした後、リシュリューとかに政治をまかせて東のほうに勉強の旅をしに行き、帰ってきたら二児の親になって、大きくなったラセッタ姫の摂政になって末永く幸せに暮らします。フランスはその後、ラセッタの子供であるルイ十六世(!) の黄金時代に突入します。
【チェザーレ・ボルジア】
ご存じ(?) 君主論のモデルとなった人物。マキャベリ好きだよ。君主論に権力くっ付けたら無敵になっちゃった人。ヘタリアなんて言わせない。シスコンなのは史実通り。どれくらいシスコンかっていうと、妹と恋してるかもしれない人をやたらめったら暗殺するぐらいシスコン。逃げてクリス君!
【前フランス王】
物語ではプロローグしか登場してないけど、実はルイ十四世。太陽王なんて、結局はそれまでの貯金でお祭りしただけの人だったんだよ! 事実、そこからフランスは衰退しているしね。十六世の方も、無能ってわけではなく、十四世から溜まった借金のツケを払わされた人みたいだし、政治能力としては良くも悪くも平均値だつたのでしょう。なお、十五世は、ラセッタの兄で、十字軍で既に死亡している。
【ヴァレンシュタイン】
史実では三十年戦争で勝ちに勝った人。最後は負けるけど。言っとくけど、史実じゃ傭兵団も結成してないし、十字軍にも行ってないし、不死不殺なんてのも言ってないよ。ねっからの神聖ローマな傭兵だったよ。
【ハイルデカルド・フォン・ビンゲン】
本当はヒルデガルド。それだと「ヒルディ」ってなって気持ち悪いから「ハイルディ」。史実では、ドイツ出身の修道女。オカルト系の本とか予言とかしているそっち系。本当は慎み深いよ!
【ジャンヌ・ウリエル・ダルク】
なんで男なんだろうね。なんでウリエルなんだろうね。なんで戦闘バカなんだろうね。書いてる自分が一番不思議だったよ。男のジャンヌ・ダルクが、ミカエルじゃなくてウリエルを信仰してオルレアンを解放した。裏設定としては、宮本武蔵と体が入れ替わっている。何故かって? 何故だろうね。
【魔女】
滅んだ古代文明で、機械魔法少女やってた女の子の子孫。MAGICAはその装備。ひとつ前の世界では、異世界のゲテモノ生物と戦ってた。意味が解らないね。ただのワールドシェアリングだよ。
【天使】
人類の盛衰を見守り、滅ばないようにしてきた種族。戦闘バカなのはウリエルだけだよ。他も色々狂ってるけど。凄くファンタジー臭がするけど、人工だったり現実主義だったり。※「救世主様たち!!」の神登に使役されてるとか、神登が作った神様の一人とかの認識でいいよ。ただのワールドシェアリングだよ。
【魔王】
そのまま。一千年前に滅んだ。居たのは、今のトルコあたり。システムとかは「救世主様たち!!」を読んでもらうと解りやすいよ!
【リシュリュー】
史実では、ルイ十四世の黄金時代の基礎を作った人。十三世時代の宰相。「すべてはフランスのために!」な人。
本作では領主としてカレーを治めている。ちょっと間違えると、議会派の大臣の一人になっていたかもしれない。複国同盟で唯一の歴史上の人物。
【ハルクフ・フィリップ・グラスト・アーバン・ルドルフ・その他同盟員や大臣】
フランスの一般的な名前とかから作ったオリキャラ。「ハルクフ」は、エジプト系の名前なので、実はトルコ出身だったり。
【救世主】
千年前に世界を魔王から救った英雄。仲間は、伝承上七人。凄まじく強かったと伝えられてもいるが、弱かったという説もあり、定かじゃない。
【異族】
救世主の仲間として動いた七人のそれぞれの種族である七族(天使以外)と、それ以外に分かれる。
七族は、人間・ドワーフ・エルフ・人狼・オーク・竜人。一つ足りないのは文献不足。その他には、類人猿みたいなゴブリン、天国・地獄の使いの天使・悪魔、新大陸にいる亜人など。
【神教】
救世主を称えよう、という宗教。形態はキリスト教に近い。経典は救世主の旅を記した『救世叙事詩』
【回教】
救世主から生活の知恵を学ぼう、という宗教。形態はイスラム教に近い。経典は、『救世叙事詩』を元に教祖がまとめた『黙示録』
【救世主の末裔】
救世主の仲間の末裔。ただし、救世主自身の子孫はいない。わりと多い。全世界にいるのをすべて合わせると百人ぐらい。
【魔法】
心の動きや体内物質をエネルギーにして、様々な事象を起こす。なので、テレポート系の魔法は、実は別の仕組みで成り立っている。
原理を説明すると、この世界の人間の細胞には、心の動きをエネルギーに変換できる、ミトコンドリアの友達みたいなのを持っていて、それがあるために魔法を使える。ドラゴン等は種族的にその細胞を持ち、他の動物も、突然変異で持っていたりする。
一番簡単なのは燃やしたり爆発させたりする魔法。何も考えずに使えば勝手に生まれるので。逆に、難しいのは物を浮かせる魔法。いろんな方向の力を考えないといけないから(ただし、魔力の消費=疲労が少ないので、使えると便利)
【魔力】
精神力や持っている脂肪分などの総合力。使うと徐々に疲れていく。使い切るまでに倒れるので、魔力の使い過ぎで死ぬということはない。怒ったりすると増えるが、元に戻った時の反動はつらい。
エルフやドワーフなどの種族は平均的な魔力が多い(心の動きと魔力の変換効率が良い)。逆に人間やオークは少ない(変換効率が悪い)。魔女は規格外。
気づいたらこの設定集を入れるの忘れてた。あとのせサクサクで加筆。




