2発目☆ツインテールは強敵につき
―キーンコーンカーンコーン...
あれから、今日1日彼女....朝霧のことで頭がいっぱいだった。
響夜「ツインテール....」
可愛く揺れるツインテール。
眠そうなその表情。
まさに悩殺もんですよ。
響夜「はぁ.....」
そんな事を考えてた時。
奈々「ねぇ、掃除一緒なんだけど」
またもや話しかけられた。
―ドキッ
響夜「はっ、は、はいっ!!」
この胸のトキメキは?
......どうしたんだろうか。
俺、どうしたんだろうか。
奈々「.....どうしたの?」
―ドキンッ
響夜「.....ッ!!」
心配そうに覗き込むツインテール朝霧。
なんだか顔が....
奈々「顔、赤いよ?」
一際アップな朝霧の顔を最後に、俺の意識はプッツリと途切れた。
響夜「う.....ん」
やけにフワフワしてるなぁ。
なんか超気持ちいい.....。
―ピトッ
響夜「冷て....」
おでこになんか、乗ってる?
奈々「.....あ、気が付いた?」
その声は......っ
響夜「!!?」
目をあけると、目の前にはやっぱり心配そうに覗き込むツインテール朝霧。
響夜「え?あ、あの....ってかここ......え?」
だいぶ混乱していた俺は、なかなか今の状況がのみこめない。
そんな俺の心情を読み取ったのか、朝霧が説明をしてくれた。
響夜「俺、倒れたのか.....」
ツインテール朝霧は、他のみんなに協力してもらって保健室まで俺を運んでくれたそうだ。
ちなみに、おでこに乗っていたのは冷やされたハンカチ。
........ハンカチ?
響夜「ハンカチなんて持ってたっけ?」
奈々「それ、私の......」
響夜「あ、そう朝霧の.......」
奈々「顔が、赤かったから」
響夜「ってぇ!!???あ、あああ朝霧さんのぉッ!!?」
可愛らしいうさぎのハンカチ。
響夜「あ、あありが...と.....」
なんだろう、照れる。
奈々「あ、また顔赤いよ?」
またまた心配そうに覗きこんでくる朝霧。
あぁ、デジャブ........。
―ドタッ!!!!
奈々「えっ、丹神くん!!大丈夫っ!!??」
丹神響夜、16歳男。
またまた倒れてしまいました。
女の子の顔アップは危険です。