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こりゃあデスゲームをやるしかない状況だ

作者: ヒロモト
掲載日:2025/09/27

「ここは!?……このリュックは?」


男が目を覚ますと男は見覚えのないリュックを抱きしめていた。

部屋には共通点など無さそうな老若男女数十人がいた。

全員リュックを抱きしめている。

彼らの反応を見ると彼らも男と同じ様に、今自分がなぜここにいるか分からない様だ。


(……赤い壁と天井の体育館?)


壇上には大型モニター。


(……絶対デスゲームだ)


(デスゲームだよね?)(デスゲームよねぇ?)(デスゲームでしかない)(逆にデスゲームじゃなかったら嘘だろ)


ザワザワザワザワ。


ブゥン!


モニターに大きな金文字の『М』の文字が映った。

そして赤い帽子を被った老人。


『ヤッホー!僕がこのゲームのゲームマスターだ!君たちには『ゲーム』をしてもらう』


まぁやっぱりデスゲームだった。

一体自分たちは何をさせられるのだろうか?


「ヒィィィっ!」


参加者の一人がリュックを抱きしめて叫んでいる。

リュックからはカッチカッチと時計の針のような音が聴こえる。

このシチュエーションは


爆弾!?


『おぉっとぉ?せっかちなマシーンがあったな!君が最初の犠牲者のようだね!』


「そんな……そんな!うわぁぁ!」


デスゲームが……始まった。






ロンテンドーの社長はモニターから参加者の嬉しそうな笑顔を見てご満悦だった。

抽選当選者限定の『ロンテンドースォッチ2お渡し会』は大成功だ。


「クックックッ。皆様がスォッチの起動音を聴いてリュックからロンテンドースォッチ2を一斉に取り出すのは見ものじゃったわ」


参加者達は『マリヌカート8ロンテンドースォッチ2エディション』に追加されたデスゲームモードに夢中だ。

『くらえ!ボム!』『赤ボムはずるいよ〜』


頑張って作った甲斐がある。


モニターに映るお客様の笑顔。

それを肴に社長は酒を飲み、自分のスォッチ2を起動した。


カッチカッチ!ピコーン!


「あやつら全員にフレンドコードを送ってやったわい!」


ロンテンドーは決して子供心を忘れない……。





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