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峠を越えた世界  作者: Making Connection


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26/28

第二十六駆

出発から一時間半くらいが経過した。

日々のトレーニングの賜物でまだ足に疲れは感じない。

ペースも悪くない。気温が少しずつ上がってきてるが自転車で走っていると風を感じれて暑さもそこまで感じない。住職と田中さんの話では琵琶湖の東側は湖岸道路で道もわかりすい感じになっているが西側が街中を走るらしくどの道を当日走るのかもはっきりとしていないので住職に並走して貰うことになっている。

彦根から近江八幡までの道は基本的にまっすぐな道だったが、近江八幡から守山までは湖の形的に少し曲がった道が多い。進んでいるのに前に進んだ気がしない部分が精神的に疲れるような気もする。

琵琶湖大橋が見えてきた所で第二休憩所候補の守山美崎公園が見えてきた。

『少年、一回休憩にしよう。』

「了解です。」

僕は休憩所へと入って住職と田中さんを探して合流した。

「お疲れ様、どうだい調子は?」

住職に聞かれたので、

「近江八幡からここまで来る間が少し遠く感じる時がありました。」

「まぁ、道が少し曲がってるから遠く感じるよね。

距離的には2㎞長いくらいだね。

ただ、ここから次の唐橋までの道が色々と遠く感じる要素が多いんだよね。

琵琶湖大橋を渡れば西側にすぐに行けるとか、工場みたいな所を通り抜けたりもあるね。

道も曲がっている所が多いからより長く感じるかもしれないね。距離的にはこの区画と変わらない感じだね。」

「体力も減ってきてますし、お腹とかも空きそうな時間ですね。」

「どうする?少し食べてから出るかい?」

「そうですね、少し食べます。

これって当日はどうなる感じなんですかね?」 

「休憩所で簡単に食べれる物とか用意しといた方が良いよね。4番目の休憩所候補の堅田なぎさ運動公園が予定通りで行くなら開始から4時間で12時でお昼時だから、そこでお弁当でも食べるかい?

やっぱりエネルギー補給の観点からしてもご飯はしっかり食べるべきだね。」

「でも、食べすぎたら逆に厳しくなりますよね。

それなら細々と食べ続けるような形にした方が良いですかね?」

「う~ん、少年の言う通りだけどやっぱり昼と夜はしっかり食べた方が良い気がするね。

それで言うと十回の休憩のうち何回休憩するかはわからないけど、昼と夜はお弁当を食べよう。

消化がよくてエネルギー補給がしっかりできるものを探しておくよ。

次かその次までに調べて一回食べてみて貰おうかな。」

「わかりました。」

住職と話ながら僕はやっぱり一回経験しとかないとわからない事もあるんだなと改めて思った。

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