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峠を越えた世界  作者: Making Connection


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22/28

第二十二駆

「大会のルールのおさらいをしよう。

今年のスタート地点は彦根港。

スタート時間はプロの部が7:00ちょうど、ロードバイクの部が7:30、少年の出る一般の部が8:00。

休憩地点はだいたい十ヶ所くらいで約20㎞に一ヶ所ずつ配置されていてたくさんの人が集まれる広場や空き地を使うらしい。スタート時間から10㎞おきにリタイヤを受け付けるスタッフがいるので体調不良等があったらそこまで行くか、運営にリタイヤの旨を連絡すればいい。

体調不良の場合はスタッフが救急車を呼んだりと対応するからできるだけスタッフのいる所でのリタイヤが推奨されている。

だいたい10時間での完走を想定してプラス2時間の20:00までにゴールできそうにないと判断されたらそこでリタイヤになるらしい。

ちなみに今までの大会で一般の部でゴールできた人は20人くらいらしい。

休憩所は無理に利用しないといけないわけではなく、必要に応じて入る感じだね。

大会当日に配られるエアタグで位置情報を記録し、休憩所にいた時間を合計タイムから引いてタイムを確定させるらしい。だから、休憩所以外で休憩してしまうとロスタイムになってしまうので休憩所の利用は計画的に行わないといけない。

一つの休憩所にいられる時間は最長15分で、それまでに出れば問題なし。例えば腹痛でトイレに入る場合で15分以内の出発ができそうにない時は係員に申告しておけば例外として延長はできる。

また、車両に問題が発生した場合…パンクとかだね。

こういう場合は休憩所に自転車屋さんが待機してるからその人に直して貰う事ができて、これも時間の延長ができる例外だね。ここまでわからないことはあるかい?」

私が少年と大会当日について流れやルール確認を行っていた。一通り話終えて少年に聞くと

「水分補給は休憩所で無料ですか?それとも買う形?サポーター的な方にお願いするんですか?」

「少年の場合は私が運んで行こうかなと思ってるけど、すべての人にサポーターがいるわけじゃないから休憩所で申告して後で請求される形になるね。

重たいお金持って自転車に乗るわけにもいかないからね。」

「なるほど。よろしくお願いします。」

「まぁ、任せてくれ。あまりキンキンに冷えてるのも良くないし常温過ぎてもぬるくなって良くないからちょうど良い所の研究もしようかな。」

「お仕事を増やしてしまってすみません。」

「いやいや、これは私が知りたくてやることだから大丈夫だよ。それに冷やし加減を変えたペットボトルを放置して置くだけだから別に労力もないしね。」

小学校の自由研究のように気になった事を自分なりの方法で調べていくのも楽しそうで良いなと思った。


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