第十七駆
「え~と、佐藤って言います。
去年の大会に出ました。でも、結局リタイアしてしまったのであまり実のある話ができるかはわからないですよ?」
檀家さんの知り合いに去年の出場者がいたので紹介して貰って話を聞く事にした。私も少年も大会に向けて練習を続けているだけで実際の大会について全く知らないので経験者の意見は聞いておきたいと思っていた。
「いやいや私達はまったくわからないので、佐藤さんが体験した事だけでも私達からしたら知れて嬉しいです。」
「そうですか。何からお話をしましょうか?」
「まずは大会当日までの流れを教えて貰えますか?」
「ああ、そこからなんですね。
まず7月の下旬に申し込み期日があるので申し込みます。日にちに関しては毎年違ってるらしいので改めて調べてください。
後は大会の二日前くらいから当日使用する自転車の検査があります。県内の出場者は主催者が認めた自転車屋さんで検査と整備をして不正とか逆に不利になるような仕様になってないかを調べるんです。」
「不利になる仕様とは?」
「まぁ、主に子供があまり遠くまでいけないようにペダルとかを重たい物にしてたりとからしいです。
あと、これは任意ですけどスピードメーターとかの貸し出しもして貰えます。
できるだけ車体の違いで平等性を損なわないようにしてるみたいです。
県外の出場者は前日に受けるので、できるだけ県内の人は二日前に受けて下さいってなります。用事とかで仕方ない場合もあるので強制ではないですね。
指定されたお店で検査してたらOKです。
逆に検査してないと当日に参加できなくなります。」
「なるほど、指定されたお店っていうのは?」
「申し込みをした時に居住地から一番近い提携している自転車屋さんを指定されます。
申し込みの完了通知とお店の指定書が同封されて届くので合わせてお店に持っていってください。」
「わかりました。当日はどこからスタートなんですか?」
「ああ、スタートとゴール地点は基本的に琵琶湖湖岸の町を順番に回す感じです。去年は米原だったので、今年は彦根ですね。ちょうど近くてよかったですね。」
「なるほど。そんな感じですか。」
「服装とかは自由ですけど、晴れてたら日焼けしすぎて自転車がこげなくなったりするので普段からだしてない部分がでるような格好はやめた方がいいです。
あと日焼け止めをしっかりしてください。」
「なにか、その部分の強調が凄いですね。」
「私が去年調子に乗って普段は半袖半ズボンで走ってたのにロードバイクとかに乗る人達みたいな格好をして日焼けしすぎてドクターストップされてしまったんです。」
「な、なるほど。気を付けます。
あっ、休憩場所みたいなのは?」
私は話題をそらすために聞いた。
「ああ、休憩場所は湖岸で人が集まれるような広場とか駐車場とかになります。スタート地点が変わると休憩場所もずれたりするのではっきりココって所は決まってないみたいです。」
「なるほど、ありがとうございます。」
その後も細かい話を色々と教えて貰った。
もうすぐ7月に入ろうとしていたのでしっかりと大会について調べて申し込みができるようにしようと思った。




