『暴れプレスマンが書く速記』
見習い速記者が、暴れプレスマンで速記をする機会がありました。これまでにない不思議な感覚で、自分が速記を書いているというよりは、プレスマンに速記を書かされているような感じなのです。もちろん、見習い速記者が何もしなければ、暴れプレスマンは一文字も書いてくれませんから、見習い速記者が速記していることにほかならないのですが、何と申しましょうか、暴れプレスマンが書こうとするのを、見習い速記者が抑えようとしているような、そんな感覚でした。ま、暴れプレスマンって何だよ、って話ですけど。
教訓:自分がそうしているからそうなっているのではなく、そうなるようになっているという感覚は、悟りに近い。