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光と闇
魔法中年 光と闇
光と闇が生まれた。
闇ができたから光があるのではない。
光ができたから闇があるのではない。
二つは、同じくしてでてきた。
光は闇を照らし、闇は光を飲み込む。
一方が強いこともあれば、もう一方が弱いこともある、だが、けして無くなりはしない。
どんなに弱くても、けして消えはしない。
二つは共にあった。
そして、生と死が出てきた。
生きてるから死ぬのか、死ぬから生きるのか。
生きるために死ぬのか、死ぬために生きてるのか。
死ぬから美しいのか、生きてるから美しいのか。
生と死は一つであり、共存していた。
繁栄が想像された。
繁栄は膨れ上がっていった。
抑制するために災いが想像された。
しかし災いは想像されたことを悔やまれた。