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-設定及び人物紹介(ネタバレあり)-

純鬼功(ピュアオーグ)

 人体の生命エネルギー・鬼力(きりょく)を扱う鬼功(オルグ)を更に昇華させ、物質やエネルギーという枠を超えてエネルギーの形状状態を操作する技術。

 従来の光・電・火・風・水・土と6つの属性の持つ性質をそのままに状態変化を起こして如何なる物質も自分の属性にあった形にして操作する。

(例として風属性ならば水を蒸発させ水蒸気にして操る)


 エーゼスキル学園において開発された新技術であるが、元来一点集中させる鬼力を全身に行き渡らせて使用するため鬼功(オルグ)よりも肉体的負担が増大する。開発元の学園においても使用できるのはわずか数名の教授しか存在しない。

 作中に見られる純鬼功(ピュアオーグ)の属性名称は散(エリヘ:風属性の進化形)のみ。



・ユーティス・ダッチェス=オルファン[風]

 本編の主人公。王族たる事を誇りとしているので気位は高いものの、全ての人間に対して真摯である。前王ティルガスの死後は臣籍降下し、王となった父イスフラルを補佐する宰相の職に就いている。また国王より爵位を叙爵しダッチェス(女公爵)を名乗っている。

 効率の良い奇策にて魔王討伐やティルガス排除の一助を担った勇者シュゾには感謝と尊敬の念があるものの、非常識な性格にはついていけない(出来の悪い弟感)。現在は恋愛よりも職務。

 魔王討伐戦の中で戦闘を繰り返す事で鬼力の底力を上げた。最終戦において奥義たる純鬼功(ピュアオーグ)の発動にも成功した。18歳。


・シュゾ[火]本名:張戸(はりと) 修三(しゅうぞう)

 無気力な性格であったが魔王討伐戦の中に生き甲斐を見つける。豊富なオタク知識にてこの世界では知られていない奇策を立案し戦果をあげる。

 異世界から召喚された勇者だったが、自身の苦い過去から元の世界への帰還を拒否しこの世界で骨を埋める事を決意。宰相ユーティスから作戦参謀の地位を与えられ、平時はこの世界の知識の詰め込み作業を要求される。

 同時に王国騎士団長のミュリアスと結婚。20歳。


・ミュリアス・ティーダ[電]

 オルファン王国騎士団団長。騎士の鑑とも言える心構えの裏には、周囲からの偏見による屈辱の過去があり絶えず己を律している。奇策を毛嫌いしていたが勇者シュゾとの交流の中で次第に考えを改めた。武器収集が趣味であったが最終戦でのユーティスの戦闘術を見てから無手の境地に至るべく修行している。

 団長就任後、参謀シュゾと結婚。19歳。


・アレイ[土]

 元奴隷の少女。食事が大好き食いしん坊でツッコミは主のシュゾにさえ手加減はない。奴隷商人とともにモンスターに襲われていたところをユーティス達に助けられた。とりあえずシュゾを主としてわがままウッキーズに入る。

 パーティー活動中から土属性の鬼功(オルグ)とシュゾの作戦により戦闘面だけでなく生活面などにも貢献。国防軍の建設工兵部隊指揮官に就任。15歳。


・エルバ[光]

 ボブカットで端正な顔立ち

 元オルファン王国諜報部(闇部)諜報士。任務に忠実過ぎて人外の力量を持つ。幼少の頃から諜報士としての訓練を受けているため、最低限の食事のみを与えられてきた経緯を持つ。シュゾの策略により諜報部から脱退させわがままウッキーズ入りし斥候・索敵の能力を発揮する。

 最終戦後は王国諜報部のトップとして復帰。23歳。


・王女バルファ・プリンセス=オルファン[電]

 前髪アップのポニーテイル

 お淑やかながら悪事を許さない勇敢な性格。従姉であるユーティスを尊敬しており関係は良好。前国王ティルガスの実子で双子の姉であったが、幼少の頃より側近から内々に王弟たるイスフラル・グランデューク=オルファンの実子であった事を知らされていた。

 最終戦では暴君ティルガスを打倒するため敢えてフィートルと演技をしてユーティスと敵対。弱り切っていたティルガスを倒す。戦後は姉ユーティスを憧れとし手本として騎士団と共に鬼功(オルグ)の習得に励んでいる。17歳。


・王子フィートル・プリンス=オルファン[水]

 ミディアムヘア

 親しみやすくおちゃらけた部分と帝王学で鍛えられた覇者としての部分を併せ持つ。双子の姉バルファとともに真相を知ってはいたものの、ユーティスや自身達の安全を考えて来たるべき時まで正体を明かさずにいた。バルファと同じく長姉ユーティスは尊敬の対象。すでに国内貴族からの婚約者がいる。

 戦後は王太子として即位した。参謀シュゾとはウマが合い2人で抜け出して遊び回っては姉ユーティスとバルファからお叱りを受けている。17歳。


・イスフラル・グランデューク=オルファン[不明]

 前国王ティルガスの弟でユーティスの父。平穏な性格であるため権力闘争には向かず兄ティルガスに王位を譲る。人質として要求された双子の実子も抵抗なく差し出した。しかし裏から側近を手配して真相を知らせるなど権謀術策に長けている一面もある。

 前国王が石柱人(バーベリア)に暗殺された事で泣く泣く王位に就く。39歳。



・魔王スヴァイア[念]重力

 モンスターを統率して王国に侵攻中。正攻法が得意だが奇策には弱い。シュゾの縦横無尽な策略の前に敗北。ユーティスの推測では死後魔石によりアンデット化した元人間であるとの事。ただのモンスターにしては妙に正攻法や戦闘の作法にうるさい事からの考察。意外と寂しがり屋かも。


・ティルガス・キング=オルファン[水]

 オルファン王国前国王。鬼功(オルグ)の達人であるユーティスの活躍にて王弟イスフラルに王位が渡る事を恐れ、魔王討伐を利用して彼女を排除しようとしていた。生真面目なユーティスの性格を熟知していたが勇者シュゾの存在が計算外となり全ての計略が失敗に終わる。

 最終戦ではわがままウッキーズ全員を圧倒していたがユーティスの奥義の前に敗北。切り札たる王女と王子の人質作戦も彼らの反乱により失敗。気絶しているところを石柱人(バーベリア)のガーディアによってとどめを刺された。享年41歳。

 なお彼には愛妾は何人かいたが権力の分散を避けるため王妃や側妃は存在しない。この事実(母親の不在)がバルファとフィートルに疑念を抱かせる事になった。



・3人の召喚士

 いづれも見た目は冴えない風貌。元・石柱人(バーベリア)達お抱えの技術者で遺物の使用法に詳しい。遺物を横領し無断で地上に降りオルファン王国の前宰相シカニシと知り合い取引を行う。古文書の文献を利用して異世界からの勇者召喚を行い、見返りとしてそのまま宮廷術士になる。

 王城での内乱にいち早く気づき、城を抜け出して町でくつろいでいたところをガーディア達に発見され処刑。


・ガーディア

 太古の昔から存在する「石柱(バベル)」に住み続ける「石柱人(バーベリア)」の護衛部隊。真っ赤なローブを身につけているのでどのような存在かは不明。ユーティス曰く身体から生命エネルギーたる鬼力が全く感じられないので戦闘力も不明。

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