ニと二
まあまあよく見るミス。
例えば「ニライカナイ」が「二ライカナイ」になっている感じ。
逆パターンだと「二の舞」が「ニの舞」になっている感じです。
細かいと思う人は必ずいます。
けれども、見比べてみるとなんだか不恰好に見えるのです。
かなと漢字のバランスは、思っているより大事。
「漢字は少し大きめに、かなは少し小さめに」。書道を習うとほぼ間違いなく言われると思います。
ところが、いざ誤字を見つけようとすると、思ったより難しくなります。
「ソ」と「ン」や「シ」と「ツ」なら、かなり気が付きやすいでしょう。
けれども、「タ」と「夕」は、とても気付きにくいですよね。(これはそう間違えないと思いますが)
でも、「タ焼け」と「夕焼け」を並べると、僅かに印象が変わります。
表現のためにわざと使うのは、ありなのでは?
特にホラーだと使いやすいかもしれません。
「ニ」が「二」になるだけで、文字列の不調和が増やせますよ?(誤字報告のリスクはありますが)
例えば、
「間もなク、六番セんニィ、電shAが卜ぅ着致シまス……」
が、
「間もなク、六番セん二ィ、電shAが卜ぅ着致シまス……」
になる感じ。かなの後だと不気味さが増すかもしれません。
誤字も使いようなのではないでしょうか?