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関東戦国志(足利氏姫の軌跡)  作者: にゃんぷぷ
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2.序章2

「それにしても、この古河公方家は、天正期をどのように乗り越え、後の江戸時代まで家は存続しているのかしら?」

と氏姫は前世の記憶をたどってみたが、さっぱり分からなかった。


それもそのはずで、氏姫の前世である古川友美は、大学受験では日本史を選考しており、兄が歴史好きという影響もあって、歴女とまではいかないが、兄が持っていた、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、武田信玄、真田幸村、伊達政宗等を主人公とした歴史小説はよく読んでいたし、ドラマ等も見ていたので、戦国時代のある程度の知識は持っているはずであったが…古河公方なんて歴史の教科書でちらっと見た程度だし、歴史小説に古河公方なんて全然見たことがなかったので、古河公方家がこの後どのような運命をたどるのか分からないのも当然といえば当然である。


しかし、この時代の出来事は小説やドラマに何度も題材にされているので、北関東の情勢には疎くても、中央の情勢にはかなりの知識を持っており、

「本能寺の変まで後3年で、豊臣秀吉が関東征伐に来て後北条氏が滅びるまで後11年、関ヶ原の戦いまで後21年か…しかし、江戸時代の大名家の中に足利家や古河氏なんて見たことないし、やっぱり後北条氏と関わりの深い古河公方家も、関東征伐の時に一緒に取り潰しになっちゃったのかなぁ」

と氏姫は呟いたが、

「まあ、五歳の姫に何が出来るでもないし、深く考えるのは止めておこう…」

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