TEENAGE WALK
選べばいい
TEENAGE WALK 風立 音無
TEENAGE WALK 風立 音無
序
コンクリートジャングルに生きる子供たちへ
またその親たちのために
つい最近亡くなられたが近所にかなり長生きしたお婆ちゃんがいて
駄菓子屋を営んで居られた
私は毎日そのお婆ちゃんに庇護されつつ
駄菓子を買っては毎日楽しい日々を送ってきた
あのお婆ちゃんのまなざし
あれこそ今の子供たちに必要な大人のまなざしなのではないだろうか
私はそのお婆ちゃんの言いたかったこと
告げたかったことを
彼女のイメージを捉えつつ
私の人生訓も交えつつ考えたいと思う
今の子供たちが少しでも心ゆかしい優しい子供に育つように
今の子どもたちはなぜキレルのか
一言で言う。
キレルのが当たり前だからである
世の中大人でもいやなことがあったらキレルことはあるであろう
普通、人間というものはキレルようにできているのだ
私なんか一日中キレテいるほうだから(ふっ切れている?)よくわかるのだが。
なんのことはない通常の人間の生理である
問題はそこに理性というオムツが介在するかである
社会において適応性がないというか備わっていない子どもたちには
キレて心のお漏らしをしてしまうのである
これは心がおしっこをするという心理に基づいている
心がおしっこをするとはどういうことか
たとえば人間とすれば水を飲むであろう
これを心にたとえて言うなら知識を得ることである
で、おしっこをするといえばそもそも体から出る水のことである
つまりいらない知識を出そう、という心理が働くのである
つまり憶えたくないこと、気に触る事、覚えてもとるに足らないこと
自分を保存するために心に留めておいてはならない知識等を
心は「忘れる」ということで自然と排出しているのである
だからキレルというのはそういった排出しなければならないことについて
「忘れる」ことができずついいやなこと、気に触ることが
リフレインしてしまうのである
普通ならば忘れるという行為はある特定の時間に行われるのである
それはいつか
ハミガキの時間である
心がトランス状態になるあれである
あれは一種の禅の時間ではないだろうか
ああいう心のトイレの時間がないために
純粋な子どもたちは学習という
オレンジジュースを飲んでいるというのに
心がトランス状態(心がトイレにたつ)ことがないために
自分の心が知識のお漏らしをしているのである
これがある意味キレるということの本質である
だから何でもいい子どもたちは無我になれる時間
独りの時間を大切にしてほしいのである
またプライベートな時間
自分の誰にも犯されない空間を持ってほしいのである
心のトイレタイムはその時間に行われるのであるから
トイレに閉じこもる子どもたち
誰にも犯されない空間に閉じこもる子どもたちがいる
引きこもりである
引きこもりとはどういう心理なのか
簡単である
トイレに立っていても出ないのである
しかし出そう出そうと思って心をもがいているのである
そんなときにはいったん外へ出て学習という水分を採るのが一番。
トイレ(自分の空間)から出るのを嫌がっているのは
まだ自分の中のいらない記憶、心のおしっこが体に残っていると
信じ込んでいるのだ
自分で戸を開け学習することを待ってみよう
「何かわからないことがあるの」
「入っていいかしら」
という親の問いかけが必要なときもある
たまにはCCと唱えながら
心の排尿を手伝ってあげることも必要であろう
キレルとか引きこもりとか悩まずに
ああ、心の失禁か
とか心の水分が足りないのに
無理に出そうとしているな
と考えれば親たちは子どもが見えてくるであろう
わが父の言葉
ガッツ石松さんの有名な言葉に
子供は良いことをしたらほめてご褒美をあげなさい
悪いことをしたらみっちり叱って鉄拳を浴びせなさい
という言葉を知っている
私はこれは名言だと思う
最近の子供はテストで100点取ることをよいことだと
思ってないだろうか
本当に正しい良いことというのは
おばあちゃんが道に迷っていたら声をかけてあげる
神社の猫の背中をなでてあげる
お金を拾ったら交番にきちんと説明できる
お母さんの誕生日ならば働いて(皿洗い、便所掃除)
プレゼントを買い、お母さんに「おめでとう」
という。
間違ったことを間違っている
正しいことを正しいとし、
なぜ善悪の判断がそうなのか自分で得心する
他の人を大切にし、自分を大切にし、父を
敬い、母を慕い、他の大人を自分の親と同じように
礼を尽くす。
よく学びよく遊べ背伸びなどしなくていい
以上が子供の当然の正しいことである
ただ自分の正しいこと、正しくないことの
位置づけはきっちり決めておくように
子供が思春期になったとき
さて子供も大きくなってくると
なぜ僕は生きているんだろう
なぜ僕は存在できるんだろう
僕が死んだらこの世はなくなっちゃうん
じゃないか?
そう思ってしまうことがあるだろう
それはきみ自身が一生懸命考えつつ
答えを出すことだ
それが答えだ
とは言わない
こういうことかな
ということがただ漠然と
わかっていればいいんだ
どうせ答えなんてないんだから
君の身分で結婚なんて早すぎる
考えるのもよいが
幼馴染は苦労するという
ことを忠告しておく
何をもって親離れするか
私は32の厄年で父と死に別れている
無理やり親離れさせられているわけだ
まだ若い君たちには
こんなむごい親離れ子離れをしてほしくない
本当の親離れというのは成人を迎え
親を養うようになれば親離れと思ってよい
それは親孝行という親離れなのである
世の中の子どもたちよ
親孝行という親離れをしなさい
虐げられている子どもたちへ
虐げられている子どもたちへ。
決してその状況に甘んじてはならない
逃げてはならない
闘うのだ
世の中の悪い大人たちは転校させようとか
加害者にはなるな
話し合いで解決しようとか言うが
悪い考え方である
世の中、ひどい目にあっている子どもたちが
話し合いで解決できるほど
甘い状況にはいない
子どもたちよ
コンクリートジャングルに活きる
虐げられし可哀そうな子どもたちよ
闘うのだ
出血してもいい
多少鼻血が出てもいい
女の子は喧嘩別れになってもいい
自分の領分
自分の苦しめられている状況をわかってもらうのだ
あまり状況が
激しければ
損害賠償訴訟を自費で行うのだ
そのくらいの覚悟がなくて
自分の人生が守れるか
自殺者は自分の人生が守れなかった
敗残者である
子どもが闘うということは
すばらしいことなのである
こういうことに親が介入してはならない
子どものけんかに親が出るとよく言うではないか
校長先生の話をよく聞きなさい
子どもたちよ
いいことを教えてあげよう
それは校長先生の話をよく聞くことだ
校長先生は先生のプロ級の人である
だから校長先生の話を聞くことは
ローヤルゼリーを与えられるのと同じだ
だから校長先生の話を聞きなさい
卒業証書をもらうときに何か一言言葉を
もらいなさい
学級崩壊は子どもが悪いのじゃない
学級崩壊はなぜ起こるのか
子どもを教えられない駄目な教師がいるからだ
嘆かわしいことである
子どもを教えられなくて
子どもを制御できない教師は
給料ドロボーである
とっととやめちまいな
子どもたちもそんな教師からは何も教わるものがない
何も教えることがないなら学校辞めちまえ
子どもたちも教わるのがいやなら学校辞めちまえ
向学心がない子どもたちよ
学校を去る大人敗残した教師の背中をよく見て置くように
向学心が沸いてくるから
学校週休2日制
(ゆとり教育)について
ゆとり教育について一言言っておきたい
ゆとり教育を選択制にしてはどうか
つまりゆとり教育とそうでない教育
これらを2週間ずつ体験し
自分で選ぶのだ
親の意見や
進学、自分の人生も踏まえて好きな勉強スタイルを
選べばいい
卒業式・成人式を荒らしてはならない
卒業式・成人式を荒らす子どもたちへ
君たちはどうやら精神年齢が低いようだ
君たちは友達、同窓生の事を思いやる心がない
もう一度その学校に入学しなさい
留年でもいい
ただ大人でも日の丸を破り君が代を歌わない教師がいる
教師の考えなどどうでもいい
神聖な卒業式を
子どもたちの思い出になる瞬間を
土足で踏みにじる醜い大人が増えている
日の丸・君が代については卒業生の投票により
掲げるか歌うか決めるべきである
生徒会長はやったほうがいい
生徒会長は責任ある仕事である
どうしても勉強がつまらない
でも何かやってみたい
がんばってみたい
そんな子どもこそ
生徒会長に立候補し
生徒会長になるべきだ
世の中そんな
他人のためになにかしてやろうという
変な子どもが
いなくてつまらん
効果的な勉強法
効果的な勉強法
学校で勉強すること
塾など行かなくてもいい
宿題もしなくていい
甘いものをよく採り
よく眠ること
よく遊ぶこと
しかし学校ではしっかり学び
授業に集中し予習復習を学校で行うこと
学校で宿題が出されたら
学校の休み時間にやっておくこと
数学の時間に国語をやっていてはいけませんぞ
ある男の子の名言
「テストなんてゲームだと思えばいいんだよ」
その子はやさしい子で
モテて
幸せな人生を送っている
見習ってほしい
子どもは恋愛が本分である
学生は勉学が本分である
よく言ったものだ
しかし私は子どもは恋愛が本分であると言いたい
賢い学生は学生の本分も子どもの本分も両立させている
恋が上手な学生は勉強も上手である
不思議なものである
コンピュータもいいが
今の時代、コンピュータを持つことはよいことだ多少お金を掛けてでも
コンピュータを持ったほうがいい。
しかしコンピュータは所詮道具に過ぎない
コンピュータより
友達と遊べ
友達を呼んで
一緒にインターネットを勉強したほうがいい
総論
今の子どもたちはやれ勉強だとか遊びだとか
いろいろなことに関心を持っているが
今一番子どもたちに必要なのは
「青春」である
青春こそが人生を明るくし、
自己を目覚めさせるものだ
だから子どもたちよ
青春を謳歌しなさい
自分を最後まで信じ
人を常に愛し
自分の人生に誇りを持ち
自分の青春を美しいままに卒業写真に残しなさい
青春は痛いしかし痛いままに裸足で
TEENAGE を歩みなさい
渡辺美里 TEENAGEWALK
http://jp.youtube.com/watch?v=TeEmJv1Y9Uc