第2回 百合学概論 百合の魅力について
第2回の百合学概論では、「百合の魅力」について述べていこうと思う。
かなり主観的な
内容になってしまうが、楽しんで頂けたら嬉しい。
百合のどこが魅力的なのか。
今回はそこを話していこうと思う。
今回はかなり主観的かつ、性癖が駄々洩れになるので暴走した時は勘弁して下さいなのにゃ。
百合のどこが魅力的なのか。
それを今回を述べて行こうと思う。
百合の魅力とは何か。
私は、つあると思う。
一つは百合の「好き」とは、同性を好きになるという「普通」とは違う感情である。百合とは、「女の子と女の子との情動的な関係」である。
百合の関係は、NLの関係とはかなり異なる。GLは社会的に見れば「異常」な関係だ。
それを彼女たちは隠そうとする。誰にも見つかってはいけない。二人だけの秘密の恋。禁断の恋。二人だけの世界。それが百合の魅力の一つなのだ。
禁断の恋だからこそ、二人の恋愛は盛り上がるのだ。
二人だけの秘密。
だからこそ、二人の愛はより深まっていく。
これは、種族恋愛、BL、身分差恋愛等々の作品に共通するところであろう。
社会の不当な扱いに対抗する二人。
その扱いが悪化する程に二人の愛は盛り上がるのだ。
また、可愛い女の子(ここ重要)がイチャコラしている姿は何とも美しく尊い。
女の子二人だけで作る世界だからこそ作れるものがある。
優しく、柔らかく、、宝石のようなキラキラとした世界。
思わず口元が緩んでしまうような世界が目の前にあるのだ。
だからこそ、そこに男子という異物が入り込んで来るのに拒否反応が現れるのだ。
女の子だけの世界という一つの神秘がそこにはある。
その世界にとって「男子」とは、未知なる怪物に過ぎない。
汚らわしい怪物なのだ。
女の子だけの美しき世界を汚す存在。
それが百合世界にとっての「男子」という存在なのだ。
二つ目は、女の子独特な感性だ。
可愛い物、綺麗なもの、甘い物等々――――。
男の子には分からない女の子独特の感性というものがある。
特に、可愛らしいものに対する感性は美しい。
それが一層、私達を百合世界に導いてくれるのだ。
三つ目は、彼女たちの行動だ。
恋する少女というのはいつの時代も可愛らしいものだ。
好きな人の為に一生懸命に、健気に努力する。
そこはNLと変わらない。
その人の好みの食べ物、物、趣味等々。
その人の事を知ろうと努力するだろう。
そんな彼女たちの『恋する少女」の姿が愛らしいのだ。
更に、『受け(?)』の少女の反応も見物である。
迫って来る少女。その少女に対する反応は作品によって様々だ。
『恋する気持ち』、『好きになる気持ち』が分からずに迷走する少女もいれば(『やがて君になる』)、両想いでイチャイチャする作品もある(桜trick)。
そのような様々な少女たちの反応も多種多様で可愛らしい。
次回からはそのような多種多様な百合について述べていくつもりだ。