表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
龍と人との相違点  作者: フォレストブック、サイ
7/37

人狩り少女と優男6

用事のため早めに更新です

ただ船を待っていた鯉太郎…暇を持て余した彼は、港町を散策していた


「…ん~」


「おいしい干物!どうだい?一枚たったの25文だ!安いよー」


「蒲鉾いかがですか~?」


「柿の葉寿司!おいしいよ!そこの兄さんおひとついかが?」



そう今日は年の瀬の大市の日、結構騒がしいのだ


(ったく…これから一回徳島帰って、荷を卸さないといけねぇのによぉ、はぁどうしたもんかねぇ船が出なけりゃ…食い扶持が、ねえのによぉったく…)


彼にとっては死活問題である、だがそう考えてはいても腹は鳴るのであった…こう、ググゥ~と


「腹…減ったな」


「飯屋、行くか…」


こうしてこの男は飯屋に向けて足を進めた…


一方その頃、龍の里では…


「なぁ兄ちゃん、今年の巫女舞、誰がやるんだ?」


年末奉納で誰が巫女をするのかが気になるあたり女の子である


「ん…たしか、ことしは辰夫んとこの妹だったかな…今年で9つになるし、そろそろだろぅとは思ってたからな」


「そっか…」


昔は巽も舞ったものであった…


こうして龍の里も年の瀬を迎える…


「母ちゃん!」


「なんだい?巽」


「腹減った…」


こうして平和な1日が過ぎて行くのであった


場面は戻り


「うまうま…グビグビ…プハァ」


鯉太郎はヤケになっていた


「なんだって…ゴクン、船が…ガツガツ、出ねぇンだよ!」


「お客さんあんま無理したらあかんえ?」


「るっせ!…俺は腹減ってんだよ、まぁもうそろそろ八分目だけど…」



船がでたのはこの日から二日後のことであった


ちょうど徳島についたら大晦日前日になる日であった…一方その頃…どこかの城では


「面白く無きことも面白く…良い言葉だとは思わんか?爺よ」


「えぇまったくですな」


なんか怪しげな二人である


「まぁなんだ爺よ…」


「はい」


「来年はまた龍が動くと思うかい?」


「どうでしょうな…」


こうして年をまたぐのであった…

暇があったら連続投稿します

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ