表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
龍と人との相違点  作者: フォレストブック、サイ
6/37

人狩り少女と優男5

更新です

「おっらぁ!」


盗賊一味を壊滅に追いやった兄妹は、肝を取る作業に没頭していた


「ん…ならぁあ!」


ちなみに肝と言っても心の臟ではない…なにか、と聞かれたら、肝!としか言いようがない臓器だったりする「なぁ兄ちゃん、もし…さ、肝を食べなくなったら俺たちどうなるんだ?」


正直な話、巽は肝を欠かすことなく食べれていた…なぜなら兄やその仲間(身内)達の頑張りにより子供たちだけは、きちんと肝にありつけていたのだ


「お前…前に自分で言ってなかったか?我慢できないって」


「あれは…なんだろうな、人を殺したくて仕方なかった、てかんじだったんだけど…」


「…はぁ、一旦けぇるぞ巽、肝は何個拾った?」


「ん…俺は四個だけど?」


「上出来だ!」


こうして龍の1日は終わる…だがその前に、今回は兄の語りを聞いて今宵は寝るとしよう…


「良いか?巽」


「うん、いいよ兄ちゃん」


「俺たちが肝を食べなくなると…だな」


「…」


ゴクリと生唾を飲む音が聞こえた


「止まらなくなんだよ…欲求が」


「欲求?」


「あぁ、例えば…殺したい、とか、犯したい…もそうだな、あとは…壊したいもあるな」


「なるほど」


「まぁ地域によっちゃ~とある木になる、木の実の種を飲めば肝の変わりになる…とは言うが、どうだろぅな」


「なるほど…種、か」


こうして龍の変わらない1日は過ぎていくのであった場面は変わってとある街道…一人旅の鯉太郎は今日も行く、荷物を渡しに今日も歩く


「まったくめんどくせぇことになったもんだねぇ」


最近龍が暴れまくってるせいで、船が出なくなってしまった

「まぁあの殿様の事だ…少しは許してくれるだろうしな」


鯉太郎は今日も行く

「面白く無きことも面白く…か」


まだまだ二人が出逢うのは早いらしい…

誤字修正(^_^;)

いつも読んでくださってありがとうございますm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ