表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
龍と人との相違点  作者: フォレストブック、サイ
25/37

少女の旅路と優男の思惑9

誤字修正

龍之介が馬で走り出す少し前、龍之介の許嫁、武田康虎は慌てていた。


「どうしよう…このままだと僕、龍ちゃんに合わす顔がないや…」


なぜかと言うと。


「料理が…作れない、龍ちゃんにお弁当 持たせてあげられない」


とのことである。

そこに並べられていたのは、料理と言う名の炭だった。


「康虎、そろそろ私は行くが…お?」


見られてしまった。


「おいしそうじゃないか…ングゴクン」


しかも食べている。


「あわわ、何をやってんだよ龍ちゃん!?」


慌てて止める康虎、だが。


「ふぅごちそうさま、弁当変わりの愛情…いただいたよ、康虎」


食べきった、食べきってしまった。


「…ありがとう」


こうして新婚でもない二人は旅の支度に追われていた。


「道中気をつけてね龍ちゃん」


こうして旅立ちとなるわけだが。


「あぁ康虎、この件が無事終わったら…いよいよだな」


「…うん」



愛しあう二人には人と龍の壁は無い、交わり子を残す…人も龍もそうして歴史を繋いできた、そこに壁はないのだから。


「ん…」


「うん」


チュっと小さな音がした。


「行ってらっしゃい龍ちゃん!僕…待ってるからね?」


「あぁ行ってくるよ康虎、帰ってきたら祝言をあげよう…お前との子供は三人は欲しいしな、がんばってくる…さ」


「それじゃ、僕あの日だから月水が止まらないから、戻るね頭痛いし…」


「あぁなるべく早く帰るよ」


一人の青年は未来に進むた走り出した。

こうして道に迷いながらも…一日一日が過ぎていく、船を追って走り続ける、そこに広がる海を横にして。


「康虎には早く戻るって言ったんだけどなぁ」


まだ二日しかたっていないのに。


「顔向けできない…」


この調子であった。

失礼いたしました(°□°;)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ