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人狩り少女と優男
始めまして…いやお久しぶりかな?
その昔、龍と呼ばれた人たちがいた…それは例えるならば人を喰らいて骨となす、そんな人々であったその龍の里に住まうは一人の娘、年は数えで18になる…名は巽と言う
「なぁ母ちゃん、俺…ほんとにやらなきゃならんのか?」
「当たり前だ…お前も今年で18んなる、ならいよいよ人狩りだ…」
この里では18から人狩りを始めないといけない風習があった…そのきっかけとなるとある事件が有るのだが…その時よりかなりの時間をさかのぼるため、また別の機会に語ることになるであろう
…今人狩りを終えた一人の大男が巽と母の住む家を訪ねた
「今帰ったよ…母ちゃん」
「お帰り、兄ちゃん…ひどい血だね」
その男は全身に血を浴びていた…そして肉を持っていた
「今回は大名行列狙ったからな…大成功だ」
「そうかいそうかい…今日は鍋だね」
と母はその巽の兄に向かって満面の笑みを向けた
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