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神と精霊に愛された少女  作者: 篠山 光
第1章 地の精霊編
2/7

初めての異世界、初めての魔法

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光がおさまると私は森の中にいた。


「ここが【ラスタリア】ですよ」


いきなりだったので私は吃驚びっくりした。


「ひゃっ!びっくりした~。ん?神様、なんで透けてるの?」


神様をみると神様の向こう側にある木が見える。


「私は神様だから世界に干渉することは出来ないんです。でも霊体なら大丈夫なんですよ」


「そうなんだ。あ!ねぇねぇ、ここって魔法使えるんでしょ?」


「はい、使えますよ」


「じゃあ、魔法の使い方教えて!」


「この世界では精霊の力を借りて魔法を使うんです。火の魔法なら火の精霊『イフリート』、水の魔法なら水の精霊『ウンディーネ』といった精霊の加護のもと執行します」


神様の言葉に私はしょんぼりした。


「じゃあ、精霊の加護がないと使えないの?」


「地水火風の4大属性と雷、光、闇はそれぞれを司る精霊と契約しないとなりませんが私は時空魔法、回復魔法、精神魔法を司っていますので時空、回復、精神魔法なら使えますよ」


今度は逆にわくわくしてきた。


「じゃあその3つ教えて下さい!」


「分かりました。では、此方こちらに来てください」


神様はにっこりほほ笑む。


「魔法の大切なことはイメージです。次に成功させようという気持ち、この2つがなければ魔法なんて扱えません」


私は頭にメモをとりながら真面目に聞く。


「えっと、イメージと成功させようという気持ちが大事っと」


「はい、それらが合わさって初めて魔法を行使することができます。それでは実践してみましょうか」


「え、それだけですか?」


「それだけと貴女は言いますがこれらの魔法はこの世界では最も難しい魔法として有名なんですよ?」


「む~、この世界で一番難しい魔法・・・」


「そんなに難しく考えずにもっと気楽に考えて下さい。私の加護があるんですからきっと成功しますよ」


「うん、わかった。やってみますね」


そう言うと私は目を閉じ、深呼吸して空間を裂いて亜空間を作り出すイメージをする。


私はこれを出来る、やれると自分に言い聞かせながら無意識に魔力を練りこむ。


そして、ゆっくり目を開けるとそこには縦が2m、横が60㎝くらいのドアがあった。


「もしかして貴女、時空魔法の亜空間を作ったの?」


亜空間を作り出した私に神様は信じられないといった感じに問いかけてきた。


「はい、イメージで来てちゃんと使えたかどうか確認できるのはこれくらいかなって思って・・・」


なぜか怒られてるような錯覚で言葉が尻すぼみに声が小さくなっていく。


「すごいですね!ほかの魔法使いはこの魔法を使えなくて伝説上の魔法となっているのに初めて使った魔法で亜空間を作り出すなんて!」


作り出した本人の私にはあまり伝説上の魔法を使ったという実感はわかなかったが、神様の言葉で少し自覚できた。


「ありがとう」


ここで辺りが暗くなってきたので今日の魔法講座はお開きとなった。

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