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神と精霊に愛された少女  作者: 篠山 光
第1章 地の精霊編
1/7

神との邂逅

どうも!篠山 光です


2作同時進行で進めていきたいと思います


よろしくお願いします


何か指摘等あれば忠告してくれるとありがたいです


※5月20日訂正しました

ある山の奥深くに13歳の少女が76歳の祖母と一緒に暮らしていた。

少女は至って普通の女の子だった。友達と一緒に学校に通い、一緒に遊び、よく食べよく寝る。

そんな少女が16歳になったころ、これまで一緒に暮らしていた祖母が病気で他界してしまった。

祖母の死を悲しんでいると、突然胸のあたりに鋭利なもので刺されたような激痛が走った。痛む場所をみると

――なにもなかった。

そして気がつくと白い空間にふわふわと漂っていた。

「ここ・・は?」

少女・神菜 明日香(かみな あすか)が呟くと広い光が少女を包み込む。

今度はあたり一面空模様の部屋に立っていた。

『目を覚ましましたか』

不意に背後から女性の声が聞こえた。

「あなたは?」

『私は神です』

「神様?」

『はい』

・・・ほんとに神様なのかな?

『あなた今ほんとに神様なのかな?って思ったでしょ!』

「ふぇ!なんで分かったの?!」

明日香が目の前にいる神様が本物なのか疑ったのはある意味当然のことである。

なぜかというと、身長が明日香よりも小さく、年も13歳くらいなのだから明日香が疑うのは無理もない。

『だってここは神の集う場所だからよ』

「神の集う場所だから私の思っていたことが神様に伝わったの?」

『うん、そうよ』

「そうなんだ。ところで私はなんでここにいるの?」

『それについてなんだけどね?ひとつ謝らないといけないことがあるの』

「謝らないといけないこと?」

『貴女がここに居る理由は私たち神の失敗で貴女を殺してしまったからなの』

私は神様の口から発せられた理由に驚きを隠せなかった。

「え・・神・様の・・失敗で・・私・・・・死ん・・・だの?」

『はい。本当にごめんなさい』

神様は申し訳なさそうに謝罪した。

「・・・いいですよ」

『え・・・。いいんですか?私たちのミスで貴女を殺してしまったのにですか?』

「いいんです、もう。私には家族なんていないんですから・・・。私がいなくなって悲しむ人なんか・・・いないんですよ」

『貴女を異世界へいざないましょうか?』

神様の提案に私はぽかんとする。

「異・・世界・・?」

『はい。魔物と呼ばれる生物が闊歩する剣と魔法の世界【ラスタリア】ならば誘うことができます』

「魔物」と聞いて私はぞっとした。

「あの、その世界には人間は住んでないんですか?」

私はふと思った疑問を口にした。

『人はちゃんと存在してます。でも、言葉は通じるけど文字は通じないんです・・・すいません』

「あ・・い、いえ、その・・謝らないでください」

神様に謝罪されて私はあわてた。

それはそうだろう。普通に暮らしていた一般市民が人間よりはるかに偉い神様に謝られるのだ。その神様に謝られてあわてないほうがおかしい。

「それに少し魔法に興味があるんです。だって私がいた世界じゃ夢物語ですし」

『・・・ありがとう。そう言ってくれると私も救われます』

「・・・でも異世界に行けば知らない人しかいないんだよね?」

『そうですね・・。もしあなたがいいのでしたら私も付いて行ってもいいですか?』

神様の発言に私はとても驚いた。

「え!いいんですか?!」

『貴女が許可して下されば。・・・私たちのミスで貴女を殺してしまったのに貴女を何も知らない世界に放ってそれで終わりじゃ申し訳が立たないですし、ですから私も一緒に行ってもいいですか?』

にわかには信じがたいが神様の目を見ると真剣だったので私も真剣に考える。

自分の中で答えがまとまると深呼吸して心を落ち着け、答えた。

「はい、一緒に来てくれませんか?私ひとりじゃ心細いですし何より神様の誘いを断る理由なんてどこにもありませんよ」

私はすがるような眼差しを向けている神様に優しく微笑みながらお願いした。

『よかった・・・拒否されたらどうしようかと思い、はらはらしていました』

神様は張り詰めていた顔を緩め、同姓であっても魅了する笑みを浮かべた。

「じゃあこれからよろしくお願いしますね」

笑みを浮かべながら神様に向けて手を差し出す。神様は手をとり「これからよろしく」と言った。

『じゃあ行きましょうか。剣と魔法の世界【ラスタリア】へ・・・』

神様の言葉が言い終わると同時にあたりが光に包まれた。

感想待ってマース!

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