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真剣に読まないように(続)。

果肉。

作者: caem


 きっと誰にも分からない ならばこうするしかない


 小さなコップを埋め尽くすぐらいに 氷の塊で


 何十年も浸けられたのではない 買ったばかりの梅酒だから


 食前に味わうより 満腹になってから 煙草を片手にして


 つまようじで遊ぶ それ(・・)があるから


 やわらぐ 黄昏(たそがれ)る のんびり ふわふわと


 頬張るその前に 梅干しが楽しい


 さらり さらりとした 嬉しいそののど越しと


 スッキリした酸味に と ま ら な く な る


 仕方なかっただろう それは確実なワナだったから


 うめーっしゅ

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