表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

『別れと決意』

投稿頑張ります〜

「うっ、、、ここは、、、何処だ?」

「アルト!起きたんだね!心配したんだから〜」

「ん?俺は、、、あぁそうか。」

「俺は冒険者には、、、なれないんだな。」


そうだ。俺は冒険者にはなれない。

何せ適性が全てFなのだから。


「そんな事ない!アルトならぜったいぜったいなれるもん!」

「適性オールFを同情してくれるのか?冒険者になんかなれないさ。」

「お前は良いよな。剣聖だし。選ばれた職業じゃないか。」


そうだ。彼女は同情しているんだ。

良いよな、、、剣聖なんて。


「アルトなら、、、なれるって言ってくれると思ったのに。信じてたのに。」


そう言うとサーシャは走り去ってしまった。


「おいサーシャ?サーシャ!」


(何故だ?何故彼女は、、、?)


混乱している俺に、サーシャの母であり、産まれたばかりの俺を引き取って育ててくれた恩人であるリーシャさんが語りかけた。


「サーシャはね、学園に行くの。」

「アルトに、勇気を貰いたかったんだと思うよ。」

「あの子は剣聖だから、選ばれた職業だから。」

「あの子はずっとアルトと冒険する事を楽しみにしていたんだよ。」

「学園は危険な訓練もしていて、命の危険もあるらしいの。」

「...................」

「...................」


(学園って、、、あの学園か?上位の職業でさえ命を落とすと言われている、、、あの?そこにサーシャが?上位職業だから?嘘だろ?)


途中から俺は、リーシャさんの声が聞こえなくなっていた。そして自分が何故、『冒険者』になりたくなったのかを思い出した。


あれは俺が3歳になったばかりの頃。





「「うわぁぁぁぁぁ」」


俺とサーシャは泣き叫んだ。

目の前にいるのは1匹のCランクの魔物、『ポイズンスネーク』


ポイズンスネークは、うねりを効かせて俺たちに近寄ってきた。


《ズルズルズル》


地を這う音が、恐怖をより倍増させた。


「ヒッ」


腰を抜かした俺たちは、もう死ぬしかない。

そう思った瞬間だった。


《ザッ》


瞬間、ポイズンスネークは切り刻まれた。


全長3Mはある、巨大な魔物が、だ。


「おいおい。無事か?」


俺たちは何も答えることが出来なかった。


その冒険者の名前はボル。


その冒険者はAランク冒険者だと言っていた。


それを聞いた時、俺たちは決意した。


「「ぜったいにぼうけんしゃになる!!」」


その時俺は同時に、『何があってもサーシャの隣でサーシャを守ってやる』

と決意した。

詳しいことは覚えていない。だが、俺は確かに彼女を守ると決意した。





次の日サーシャは、俺に顔を会わせることなく、この家を去った。

加護者連載は終了という形になりましたが、新しく執筆を始めましたので、こちらの作品を読んでいただけると有難いです。https://syosetu.com/usernovelmanage/top/ncode/1801089/


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ